オリーブオイルは、ほかの油と違う?
オリーブオイル、エゴマ油、アマニ油
メディアなどで紹介される度に、結局どれが一番良いか悩みませんか?
私、オリーブオイルを仕事にしていますが、いつも「分かり難いなぁ」と思ってテレビ見ています。
ほかの油と違うオリーブオイルの特徴
オリーブオイルもそうですが、ほかの油含めて、体への効果効能で理解しようとすると、覚えなければならない専門用語が出てきたりしますので、覚えきれないと思います。実にややこしいですよね。
オリーブオイル自体もたくさん種類があるのですが、この記事では、太古の昔から食べられてきた「エキストラバージンオリーブオイル」に絞ってご紹介します。
エキストラバージンオリーブオイルとほかの油との違いは、製造するときに「熱が加わっているか」「熱が加わって無いか」これだけです。
エキストラバージンオリーブオイルは、オリーブの実を摘んできて、潰してミル状にして、圧力かけて油分を絞り出します。
ほかの油は、種など潰して油分を搾った後に、水分と油分を分離するために加熱しているんです。水蒸気にして蒸発させます。
この製造時の加熱と非加熱で生じる違いは、加熱すると油っぽくなり、加熱しないと油っぽく無いんです。エキストラバージンオリーブオイルが飲めるのも、非加熱で油っぽく無いから飲めます。
次に、オリーブオイルと、エゴマ油やアマニ油との違いで、加熱・非加熱以外の成分の部分についてです。
エゴマ油やアマニ油は、主に「オメガ3系」の油だから、体に良いと紹介されています。しかし、この下の厚生労働省のページをご参照になってみてください。オリーブオイルに期待される健康効果と、ほぼ同じですし、それ以上にメディアに紹介されると、急にエゴマ油やアマニ油の商品数が増えるのが気になりませんか?
オリーブオイルも同じなのですが、自然を原材料にしているものは、急に生産量を増やせられない筈だと思うんです。
オメガ3脂肪酸について知っておくべき7つのこと(厚生労働省)
オリーブオイルの成分に関しては、こちらでご案内しています。
リーブオイルの効能、なぜ体に良いのか
油っぽいオリーブオイルもあります
油っぽいオリーブオイルもございます。
これは、大昔からあったエキストラバージンオリーブオイルとは別物の、製造過程で熱を加えるオリーブオイルで、「ピュアオリーブオイル」や「サンサオリーブオイル」など、いくつか種類がございます。
これらを全部覚える必要は無いと思います。少々大雑把ですが、「エキストラバージンオリーブオイル」と「それ以外」と把握されておくのをお勧めいたします。
それくらい、エキストラバージンオリーブオイルとその他のオリーブオイルには差があります。
オリーブオイルの他の油との違いを活かした食べ方
エキストラバージンオリーブオイルの美味しさや、その成分を活かした食べ方は、生使い。
サラダやカルパッチョなどに使用するのは知られていると思いますが、本当のエキストラバージンオリーブオイルなら、ご飯にかけても美味しいです。
最近目にする、納豆オリーブオイルのほか、卵がけご飯や、シラスご飯も美味しいですよ。
もし、そのような召し上がり方をして、味では無くて油っぽさを感じられたら、残念ですが、お使いになられたのは、本来あるべき品質のエキストラバージンオリーブオイルで無いと思います。
確かにエキストラバージンオリーブオイルには、辛かったり苦かったりする場合がありますが、決して油っぽい味にはならないんです。
オリーブオイルの選び方については、こちらでもご案内しています。ご一読いただけると幸いです。
まとめ オリーブオイルとほかの油との違いについて
エキストラバージンオリーブオイルと、ほかの油との違いは、製造時に熱が加わっていないことです。
健康効果を考えた場合、エキストラバージンオリーブオイルと、ほかの健康に良いとされているアマニ油やエゴマ油との違いは、成分こそ異なっても期待されている効果は、文中でご案内した厚生労働省のホームページにあるように、似ているように思われます。
エキストラバージンオリーブオイルの最大の特徴、加熱されていない美味しさを味わうのは、生使いが一番。納豆オリーブオイルご飯など美味しいですよ。