店主からのごあいさつ&会社概要
イタリアの美味しさをそのまま日本に
イタリアでの4年間のコック修行中、現地のオリーブオイルの美味しさに驚き、
「これを日本にそのまま入れる人になろう」と決意しました。
気づけば熱烈なオリーブオイルマニアに
凝り性な私は、気づけば熱烈なオリーブオイルマニアに。 まずは自分が満足できなければ納得がいきません。
そして、あなたのために
「日本にはまだない、とびきり美味しくて、安心なもの」を、「新鮮なまま運んで」、「使い方やレシピなども詳しくご説明させていただく」...
こんな、当たり前のことを大切にしてきました。
「イタリアの美味しいもの」ってどこにあると思いますか?
デパートや輸入食材店で美味しいイタリア食材だと思って買ってみたら、思うほどではなかった。
それは輸出向けの大量生産品だからです。
日本で目にするイタリア食材の多くは、国際的な見本市などで、日本の輸入業者が見つけて仕入れているものです。
そこにある品は、全てではありませんがどうしても輸出向けの大量生産品が中心になってしまいます。
でも、イタリアの本当に美味しいものとは、彼らの日常生活の中にあります。
hinatano が取り扱っている品々のほとんどは、イタリアの日常生活で
使われているもの。私が住んでいる間に巡った数百軒のお店で出会った品。
4年間のコック修行中、食べ歩きも趣味と実益を兼ねた仕事でした。
酒屋や食料品店、200 軒以上訪ねたレストランや下町の食堂など出会いの場所はたくさんありました。
良い品と出会って、「美味しい」「面白い」と思ったら、必ず生産元へおじゃまします。
職人さんと一緒に畑を見て工房を見て、職人さんからいろいろ話を聞いて、
この人の品なら安心してお送りできると思った生産者の品だけを、大切にお送りしています。
生産元を訪問するのは、私にとって大前提。
「美味しいものをいつも変わらず作り続けてくれる人か」
あなたの替わりに色々見聞きしてきます。
農園や工房を訪問した時に見るポイントは、すごく基本的な事から始まります。
例えば工房なら、倉庫や作業場所の整理整頓、衛生管理状態、働いている人達の熟練度。
その中でも私が大事にしていることは、働いている人達が、「自分たちの商品が好きでプライドを持っているか」です。
これは、ものすごく大事なことなのです。そういう人は、仕事に手を抜いたりしません。
「自分たちの商品が好きでプライドを持っているか」
「農園の手入れはされているか」
「そこに愛と情熱があるか」これでほとんどわかります。
農園の場合は、最初に木や畑の手入れ具合(脇芽の処理や、雑草の処理、土の手入れ、害虫のつき具合や病気など木 の健康状態)の確認。
よくよく見ると、ちゃんとしていない農園には、いろいろ駄目なところが見えてきます。
でも一番大切だと思うのは、そこの経営者の心意気です。
職人気質を持っていて、自らの商品について強いこだわり ポリシーを持っている事です。
無口な職人さんでも、少し仕事について質問するといっぱい話してくれます。
こういう人は、自分の木を何千本と持っていても、1 本ずつ覚えているのです。
「去年この木は、元気が無かったけど、こことここを剪定したら今年は元気になった。」って。
本当に数千本覚えているの?と思われるかも知れませんか、どうやら本当に覚えているみたいです。
それに、話し方や内容をよくよく聴くようにしています。情熱を持っている人の話って、心に伝わると私は思いませんか。私は、そういう職人さんの作った品なら、安心してお勧めできると思うのです。
私たちは、そういう人の品だから、ちゃんとあなたのお手元まで運ばなければと思うのです。
「ちゃんと運ぶ」とは、「現地の味を新鮮なまま日本へ届ける」こと。
惚れ込んだ職人さんの品ですから、味を変えるような事は絶対できません。
オリーブオイルはもちろんのこと、瓶詰めでも運び方ひとつで味が変わってしまうことをご存じですか。
イタリアには数多くの美味しいオリーブオイルがあり、中でも一番に惚れ込んだ職人さんの品ですから、私もできる限り彼の作った味をそのままお送りしようとしています。
私達は、作り手の方と召し上がる方々を丁寧にお繋ぎすることが仕事。
味を変えるような事は絶対してはいけないと思っています。
具体的には、温度や光など、品質劣化を招く恐れのあるこれらのことから、できるだけ品々を守るようにしています。
例えば、このWEBサイトでご紹介しているオリーブオイルは、デリケートなので必ず航空便で仕入れております。
移動時間が短くて良い状態で運べますし、仕入れ途中での行程や気温の把握が簡単だからです。
生産元からの出荷に関しては、イタリア現地の気温を見ながら決めています。
空輸品って高価。そんなイメージはありませんか?
空輸品を普通のお値段でお送りするために hinatano が工夫していること。
ボージョレー・ヌーボーとか新物オリーブオイルの時期に空輸品を見かけられることもあるかと思います。
その時、後から来る船便に比べてお高かったりしますよね。
確かに空輸は、エアコン無しのコンテナを使って船で運ぶのに比べて数十倍輸送コストがかかります。
それをそのまま価格にのせると、高価なものになってしまいます。
私たちは、自社でできる事はできるだけ行って、経費削減することで空輸品を巷にある同等品と同じ価格でお送りするようにしています。
通関に必要な検疫所への食品届けや、税関での通関業務。
倉庫への搬出入。それに商品を磨いたりラベル貼り。納品業務も私達が行っています。
でも検品・納品業務やラベル貼りは、コスト削減以上に大事な理由があります。
検品は、もちろん私達自身の手で。
商品について詳しく知っているのは、私たち自身だからです。
検品・納品を業務委託いたしません。
出荷時には、必ず私達の手でひとつひとつ検品してお送りしています。
これは 当たり前のように思われるかもしれませんが、食品を大量に流通させる場合分業されていて、インポーター以外の会社が検品と出荷をしていることがあります。
でも、「その品は、元々どういう色をしていて、どういう味がする。」これを知 っているのは、輸入者だけなのです。ですから、検品は自分たちで行っています。それに試食すると、作り手の方の小さな工夫を感じられる時があって、結構楽しかったりします。
夏季の納品は、クール便を使う場合もあります。
でもクール代は頂戴していないのです。なぜかと申しますと...
夏の間、発送時の気象状況を見て、必要な場合には、クール便を私たちの費用負担で使用しています。
常時クール便 でも良いと思われるかも知れませんが、エキストラバージンオリーブオイルは、クール便を使って固まると、わずかに辛みが少なくなったりします。
「少々こだわり過ぎ」と思われるかも知れませんが、“できることは何でもする。”ヒナタノが大事にしていることです。
届いたものを一番美味しく楽しく食べたいですよね。
そのためにラベルに「美味しく食べる情報」を掲載しています。
お手元に美味しそうなオリーブオイルやイタリア食材。
でも、もっと美味しく食べる方法はないかとWEBなどで探された経験がありませんか?
私たちは、それらの情報をできるだけ商品に記すようにしています。
例えば、ジェノベーゼペーストなら、パスタに使用する場合の方法を詳しく書いています。
こうしておけば、贈り物としてお使いいただいたときにも受け取 られた方が困りません。
それに賞味期限。
よく輸入食品の日本語ラベルに「賞味期限は、欄外に表示」という記述がありますが、どこに書いてあるか分から なかったご経験ありませんか?
海外の表示は年月日の順序が日本の逆の場合もあります。
ですから、私たちは日本語ラベルも自分たちで製作していて、もっとお使いいただき易いようにと、都度変更しています。
実物を見てみたいけど、どこに行けば良いの?
卸先は、全国でも20軒ほどしかありません。
そんなに良い品々なら、たくさん世に出ているはず。そう思われますよね。
でも残念ながら、卸先は、レストランや小売店のお客様含めて、全国で 20 軒ほどです。(2020年8月現在)
私が、温度管理だとか、空輸がとか、うるさいことを言うのがいけないのですが、お客様は直接お納めできるところだけになってしまっており、ゆっくりとしか増えておりません。
最後に...
2007 年に創業して以来、家内と家事・育児を折半しながら営んでまいりました。
私の小さな子供達にも、このオリーブオイルを離乳食に加えて与えてきました。
みなさまに、これからも、美味しくて安心して召し上がっていただくけるイタリアの食をお届けしていきます。
このWebサイトは、長年「hinatano」のオリーブオイルをお買い上げ下さっているWebデザイナーのお客様が、「かつて自分もそうだったから!」と、世の中の「オリーブオイルジプシー(本当に美味しいオリーブオイルを探してさまよっている人たち)の元へ本物のエキストラ・バージン・オリーブオイルが届くように」と願い創ってくれました。お楽しみいただけましたら幸いです。