無農薬のオリーブオイルの探し方と選び方をご案内します

美味しくて無農薬なオリーブオイル少ない?

無農薬で有機栽培のオリーブを使用したオリーブオイルは、ネットで検索すると沢山でてきます。

そうなると難しいのが選び方。無農薬でも美味しいオリーブオイルを選びたいですよね。

大きな目安に畑の条件があります。無農薬で美味しいオリーブオイルを作ろうとすると、畑に一定の条件が必要なので、販売元へそれを問い合わせてしまえば、判別つきますよ。

詳しくご案内させて頂きます。

 

無農薬で美味しいオリーブオイルが出来る条件

オリーブの実に付く害虫、オリーブミバエは、飛んでしまうので駆除しにくいです。

ですので、無農薬のオリーブ農園の場合は、いろいろ手を尽くしても、最終的には害虫と共存することになります。

そして、虫も美味しいオリーブの実から食べていくので、無農薬の場合、結果的に残ったオリーブの実で、オリーブオイルを作ることになります。

でも、畑の気象環境が、一定の条件を持っていれば、その自然の気象が害虫を退治してくれますので、おいしいオリーブを無農薬で作ることができます。

その気象条件は気温です。

実が熟す頃、15℃を下回れば害虫のオリーブミバエは、生存できないので減っていきます。

無農薬は幻想と言うオリーブオイル生産者の方の主張

オリーブの実が熟す秋に一番早く気温が下がるのは、標高が高い畑になります。

オリーブの栽培標高限度は、海抜600m。そのくらいの標高にあるオリーブの畑が、無農薬のオリーブとオリーブオイルを栽培するのに一番適しています。

ただ、この標高にあるオリーブ農園は極めて少ないので、ほとんどのオリーブ生産者は、無農薬のオリーブオイルは「幻想」「理想」でしか無い。と言います。

 

美味しい無農薬オリーブオイルの手に入れ方

無農薬のオリーブオイルを「幻想」「理想」と言われるオリーブオイル生産者の人達の言い分も、私は分かります。

標高が低い温暖な土地で、美味しいオリーブやオリーブオイル作ろうと思ったら、農薬を使わざるを得ないと思います。

でも、中には「売れるから」という理由で、虫食いがあるオリーブの実でオリーブオイルを作る人もいます。

こういう事は、畑を見れば直ぐに分かるので、私は仕入れを決める際には、必ず畑に伺うことにしています。

ですので、もし、美味しい無農薬のオリーブオイルを選ぶときに悩まれているようでしたら、オリーブオイルの畑の標高をお聞きになれば、良い目安になると思います。

あとは、温度管理とかオリーブオイルの管理が大事なのですが、そのことについては、こちらの飲むオリーブオイルの条件をご案内した記事をご参照下さい。

本来オリーブオイルは、飲んでも美味しい。油っぽさなどは全然無い筈なんです。

飲んでも良いオリーブオイルと駄目なオリーブオイル

まとめ 無農薬で美味しいオリーブオイルの選び方

無農薬でオリーブやオリーブオイルを作るのは難しいです。

美味しい無農薬のオリーブオイルを作る条件は、害虫が少ない畑であること。標高が高い畑でしたら、美味しい無農薬のオリーブオイルを作れる可能性が高いと思います。

ご参考になれば幸いです。

 

下に私が扱う無農薬のオリーブオイルの商品ページへのリンクを貼らせていただきました。

北イタリアの山奥にある畑で、標高450mから600mにあります。この記事に使用した写真の畑です。

ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。