オリーブオイルとお酢やレモン
お酢やレモンなどが苦手で、ドレッシングが苦手という投稿を見ました。
イタリアでは、サラダに酸味を加えるのは少数派なので、私が知っていることが、ご参考になるかもと思い、この記事書いております。
イタリアでは、どのようにサラダを食べているかをご紹介させていただきます。
イタリアでは、オリーブオイルとお酢は必須では無い
たしかに、日本のサラダドレッシングの多くは、お酢などの酸味が入っています。
きっと、最初に広まった市販品のドレッシングが、フレンチドレッシングだったからだと思います。
フレンチドレッシングを作るときに、シャカシャカと泡立て器で泡立てますよね。あれは、食べにくい、そのままでは食べられない食物油に、空気を含ませて食べ易くする「乳化」と呼ばれる調理法です。
さらに酸味を加えることで、もっと食べ易くしたのだと思うのですが、イタリアではサラダに、この乳化も酸味を加えることもしません。
イタリアでは、とても美味しいオリーブオイルが手に入るので、乳化させたり酸味を加えたりする必要が無いんです。
お野菜に塩を振って、出てきたお野菜のエキスとエキストラバージンオリーブオイル。これだけで十分美味しいです。
こちらにイタリアのサラダの作り方について詳しくご案内しています。
美味しいオリーブオイルでサラダを美味しくする方法
では、日本でも同じようにできるのでは?と思われると思います。
できるのですが、その美味しいオリーブオイルに出会うのが難しいと思います。
有名なお酢のバルサミコも一般的ではありません。
イタリアのレストランでも、サラダを頼むと、オリーブオイルとビネガーが出てきます。
ただ、ビネガーを使うのは少数派です。あの酸っぱさが嫌いな人が多いんです。
イタリアのお酢では、バルサミコ酢が有名ですが、産地のモデナという町の周辺には、バルサミコを使ったレシピがあるのですが、ほかの地方では、伝統的なお料理のレシピに、バルサミコは使われていません。
お酢なしで美味しく食べるオリーブオイルとは?
オリーブオイルと塩だけで、サラダは美味しくなるとご案内しました。
問題は、その美味しいエキストラバージンオリーブオイルの入手法です。
美味しいオリーブオイルの条件は2つあると思います。
1.苦みや辛みの味が強すぎない事
2.油っぽく無いこと
1の味については、魚介向けのオリーブオイルがお勧めです。
オリーブオイルの味は、そのオリーブオイルの産地地域の食文化と関係が深いんです。
山の中で、猪肉を食べるような地域のオリーブオイルは、臭み消しも兼ねて味の強いオリーブオイルを好みます。
逆に、新鮮な魚介類を食べる地域のオリーブオイルは、繊細な魚介類の味を壊さないような味のオリーブオイルです。
例えば、白身魚のカルパッチョなどに、味の強いオリーブオイルを使ったら、美味しくないですものね。
2の油っぽく無いこと、これは品質管理の事なので、オリーブオイルのことをちゃんと理解している輸入業者が仕入れているオリーブオイルが良いと思います。温度管理って、とても大事なんです。味や油っぽさが全然違います。
大きい会社のオリーブオイルの場合は、大量流通させるので、残念ですけど細かい管理が出来ないと思います。
こちらのオリーブオイルの選び方をまとめた記事がございます。ご参考になれば幸いです。
美味しいオリーブオイルの選び方
もしよろしければ、私の品もご覧下さい。
魚介類をよく食べる町が麓にある農園のオリーブオイルです。200年前から有機栽培を続けています。
北イタリアから飛行機などを使って、温度管理してお客様の手元までお送りしております。
一番下に商品へのリンクを貼らせていただきました。
高級オリーブオイルと呼ばれる分類になってしまいますが、750mlなら250ml換算で1,650円くらいです。
それに鮮度が良いから長持ちします。開封してからも半年くらいは大丈夫です。
まとめ オリーブオイルをお酢やレモンを使わないでドレッシングのように使う方法
イタリアでは、サラダにお酢や柑橘類を使わないで、サラダを食べるのが一般的です。酸味が苦手な人が多いんです。
新鮮で美味しいエキストラバージンオリーブオイルと塩があれば、サラダは美味しいです。
お野菜など具材のエキスとエキストラバージンオリーブオイルの味で、ドレッシングのような深い味わいになるので、具材の組み合わせ次第で、色んな味のサラダを楽しめます。
ご参考になれば嬉しいです。
もしご不明なことがございましたら、LINEでもお電話メールでもお問い合わせ承ります。よろしくお願い申し上げます。