良いオリーブオイルには、美味しい味以外にも良いことがあります

良いオリーブオイルだとある良いこと

良いオリーブオイルには、美味しさ以外にも良いことがあるのをご存じですか?

大事なのは品質、オリーブオイルの状態だと思います。品質の良いオリーブオイルは、後味スッキリ。ほんと楽なんです。

良いオリーブオイルとは品質の良いオリーブオイル

私はエキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイルと省略させていただきます)を仕事にしています。

仕事柄、オリーブオイルのネットでの記事などを見ることが多いのですが、とても残念なのが、「オリーブオイルが不味かった。」あるいは「お腹を壊した。もうオリーブオイルは食べない。」こんな書き込みです。

確かにオリーブオイルは、味が色々あります。

苦かったり、辛かったり、そのオリーブオイルの産地の食事に合うように味が作られているので、和食など日本の食卓に合わないオリーブオイルも存在します。

でも、もし体調を崩されたなら、オリーブオイルの品質に問題があったのでは無いかと思うんです。

私自身も、品質の良くないオリーブオイルに出会うことがあり、食べて調子が悪くなったことがあるからです。

オリーブオイルは光や熱で劣化します。

劣化したオリーブオイルは、健康に良いとされているエキストラバージンオリーブオイルとは別物

その劣化したオリーブオイルで、オリーブオイルの本にあるような、つゆだくの使い方をしたら、調子がおかしくなるのも無理も無いと思います。

良い品質のオリーブオイルかは、感じることが出来る

劣化したオリーブオイルは、味覚で感じることができます。それは、「口の中に油が残っている感じ」です。

もともと、ちゃんとしたエキストラバージンオリーブオイルは、とても軽く、口に含んでも、スッと流れていきます。

ですから、イタリアでは、オリーブオイルを健康のために飲まれる方もいます。

劣化してしまったオリーブオイルから感じる「口に残るような感じ」や、油っぽさは、遊離脂肪酸と呼ばれる成分が増えているのが、原因のひとつと考えられます。

この遊離脂肪酸は、温度管理が悪いと増えてしまいます。

こちらにオリーブオイルが、熱で劣化することを詳しご案内しています。

オリーブオイルが熱によって劣化する 遊離脂肪酸編

オリーブオイルの遊離脂肪酸は、温度と時間で増える

温度管理と言っても、加熱調理しちゃったら、同じように遊離脂肪酸が増えちゃうのでは?

だったら、加熱調理に使用するオリーブオイルは、あんまり気にしなくても良いのでは?

そう思われるかも知れませんが、この油っぽくなる成分の遊離脂肪酸が増えるには、温度のほかに時間も必要と、オリーブオイルの生産者の人達に教えてもらいました。

確かに、エキストラバージンオリーブオイルでフライを揚げると、油っぽい味はしません。

でも、劣化したオリーブオイルで揚げ物をすると、油っぽい揚げ物になります。

私、このことを知らなくて「揚げ物だから良いか」と思って、ペットボトル入りのエキストラバージンオリーブオイルで揚げ物をして、失敗したことがあるんです。お恥ずかしい話ですが、

ほかの食物油よりは良いだろと思ったんです。

良いオリーブオイルを見分けるには?

さて、このオリーブオイルの品質を見極めるのが、とっても難しいです。

温度管理が必要なエキストラバージンオリーブオイル。でも、日本では食物油を温度管理する文化が無いですものね。

その良いオリーブオイルを見分ける方法を、このあと続けると、とても長い記事になってしまいます。

こちらに、良いオリーブオイルの見分け方をご紹介した記事がございます。

原稿用紙30枚ほどになってしまうのですが、項目ごとに飛んでいただけるように、書き出しに目次を付けてありますので、気になる項目だけでもご参考にしていただけると嬉しいです。

良いオリーブオイルの見分け方のポイントをご案内します

まとめ 良いオリーブオイルには美味しさのほかにも良いことがある

良いオリーブオイルとは、品質が良いオリーブオイルだと思います。

品質が良いと、美味しいだけで無くて、食べた後も後味スッキリ。

エキストラバージンオリーブオイルは、本来飲んでも美味しいくらいなのですが、なかなか見つけるのが難しいです。

私も、こういうご案内が、情報を探してらっしゃる方に届かないのが最近の悩みです。うーん、

ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。