オリーブオイルでマリネする理由と方法をご案内します

なぜオリーブオイルでマリネするのか?

大きな塊のお肉をエキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイルと略させていただきます)で香草類とマリネするのは、イタリア料理でよくやる料理方法です。

オリーブオイルで無いといけないの?サラダ油では?など、オリーブオイルでのマリネについてご案内させて頂きます。

 

オリーブオイルでマリネするとある良いこと

オリーブオイルでお肉類をマリネする目的は、香り付けと、お肉を柔らかくジューシーにすること。この2つが大きな目的です。

なんでオリーブオイルが良いのかと言いますと、素材に油分が入って行きやすいんです。

サラダ油などでもマリネできるらしいのですが、あの油のベタついた手触りとかを考えると、素材の中に入って行きにくいと思うんですよね。これは、劣化したオリーブオイルでも同じだと思います。

鮮度が良い、ちゃんとしたエキストラバージンオリーブオイルなら、手荒れなどのケアにも使えるくらいに、スッと入っていきますからね。

ですから、イタリアのオリーブオイル工房で働く女性の手は、いつもシットリ、ツヤツヤです。

オリーブオイルのマリネ方法

オリーブオイルに漬け込むと言っても、少しの量のオリーブオイルで出来ます。

表面に揉み込んで、冷蔵庫で寝かしておくだけ。

その時に、ローズマリーやニンニク、イタリアンパセリなどを粗みじんにして混ぜると、香草の香りがつきます。

オリーブオイルを容器に入れてから香草を加えて、その容器の中で揉み込みます。

冷蔵庫に入れっぱなしだと、固まってしまうし、マリネに偏りが出てしまうので、時々出してひっくり返してあげたりしながら、10時間以上寝かせると、良い感じで風味が付きます。

マリネした後は、漬け込んだオリーブオイルをフライパンに入れて、弱火で火を付けて、オイルに香草の香りがのってから強火にして、お肉表面を焼き固めてしまいます。

外側が焼き固まったら、私は160℃のオーブンで30分くらいゆっくり火を通します。美味しいですよ。

こんな料理法では、ニンニクや香草類が焦げちゃいそうですが、焦げます(苦笑)

でも、あんまり気にならないんですよね。この写真のローストポークの出来上がりが、一番上の写真です。

下の写真は、イタリアの食堂で食べるローストポークですが、焦げの部分が多かったからか、一部外側を削ぎ落として、盛り付けられています。

マリネに適したオリーブオイル?

マリネするオリーブオイルは、調理後には肉汁になるようなものなので、やはり美味しいオリーブオイルが良いと思います。

勿体ないような気もしますが、焼くときも使いますので、無駄にはなりません。

私のオリーブオイルは、750mlだったら5,000円くらいです。よくスーパーなどで目にする250mlで1,700円くらいのオリーブオイルと同じ容量単価でお使いいただけます。

750mlって使い切れない。と思われるかも知れませんが、状態が良いオリーブオイルですから、開封後半年くらいは大丈夫です。サラダにも使えます。

ぜひ一度、お試しいただけると嬉しいです。一番下に商品へのリンクを貼らせていただきました。

まとめ オリーブオイルでマリネする理由

お肉類をオリーブオイルや香草でマリネすると、お肉が柔らかくなり香りも付きます。

オリーブオイルは少量でもマリネできます。揉み込むようにして10時間くらいは寝かして下さい。

揉み込むオリーブオイルは、調理後は肉汁と一緒に味わうので、ぜひ、美味しいオリーブオイルをお使い下さい。

 

ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。