こんにちは
ヒナタノ店主加藤です。
イタリアから食材を探してお届けする
仕事を営んでおります。
商談しているときは
スーツを着ていますが
実態は、ほぼ肉体労働
オリーブオイルってケースで運ぶと結構重たいです。
体にいい油で
加熱用を探されるのには
アマニ油やえごま油は
加熱できないからと
聞かれたからだと思います。
加熱できそうな体にいい油
米油や菜種油など色々あります。
その候補として
ピュアオリーブオイルを
推奨されているのを見ることがあります
エキストラバージンオリーブオイルは、一番搾り
ピュアオリーブオイルは二番搾りで大差ない
こんな風に書かれている
記事を目にしたこともあるのですが
全然別物です。
なんで、そんな記事が、
出ているのかと思うのですが
きっと、書かれた方は
ライターで、オリーブオイルに詳しくなくて
読者に分かりやすいように工夫されたからかも知れないですね。
さて、
品質に大差無さそうに見えるオリーブオイルの一番搾りと二番搾り
どのように二番搾りするか
知られたら驚かれると思います。
ビールなら
一番搾りと二番搾り
美味しさに差があっても、同じ用途に使えます。
しかし
オリーブオイルの場合は、決定的に違います。
オリーブオイルの二番搾り
それはオリーブの搾りかす
それに、有機溶剤を使用して
油分を抽出したものです。
ビールの二番搾りとは違うでしょ。
イタリアの場合は
その、搾りかすから搾った
オリーブオイルは、
オリオ ディ サンサ
(搾りかす油)
このように売られています。
ランクが低いオリーブオイルです。
イタリアでも、日本で言う
ピュアオリーブオイルのランクに相当するオリーブオイルが売られています。
オリオ ディ オリーバ
(オリーブの油)
このように売られていますが、
でも、
オリオ ディ サンサ
(搾りかす油)
が主成分ではありませn。
オリオ ディ オリーバは、
エキストラバージンの
品質になれなかった
オリーブオイルを精製して食用にしたものです。
もし、日本の
ピュアオリーブオイルが、二番搾り油なら
私は健康に良い油とは思えません。
有機溶剤使用ですからね。
それに、目にした記事には
一番搾りのエキストラバージンオリーブオイルと
二番搾りのピュアオリーブオイル
栄養成分が同じと書かれていますが
それも違います。
オリーブオイルは、精製すると
体に良いポリフェノール
これが取り除かれてしまいます。
ですから、精製されたオリーブ油
ピュアオリーブオイルもオリオ ディ オリーバも無味無臭です。
辛味や苦味などの味は
エキストラバージンオリーブオイルのポリフェノールです。
エキストラバージンオリーブオイルは、190度まで耐えられます。
イタリアには、
エキストラバージン
オリーブオイルで揚げたフライを
名物にしているレストランが沢山あります。
これが、とっても美味しい。
シンプルだけど、一番贅沢かも知れないですね。
オリーブオイルについて、とっても詳しいお医者さんが書いた記事です。
「結局、オリーブオイルが最強の油である理由」
国際基準を満たしている鮮度の良いオリーブオイルについては、こちらをご参考になさってください
「飲んでも良いオリーブオイルと駄目なオリーブオイル」