こんにちは、
ヒナタノの
加藤と申します。
オリーブオイルや
美味しいものを
イタリアで探して
お届けしています。
エキストラバージン
オリーブオイルの
作り方で
よく言われる
「コールドプレス」
これは、何のことで
何が良いのかを
ご案内させて
いただきます。
オリーブオイルは
色々な地方によって
オリーブの実の
収穫方法は違いますが
搾り方は大体同じです。
オリーブの実の
収穫方法の違いとは
・一粒ずつ手摘み
・小さな熊手で採る
・完熟してから木をゆする
・熟した実が付いている
枝だけをゆする
ざっとこれくらいありますが
収穫方法に優劣
ありません。
オリーブの品種も
収穫時期も味も
全部違うので
それにあった
収穫方法を行って
おります。
さて、
コールドプレスに
戻ります
オリーブの実を
収穫した後は
洗って、潰して
ペースト状にします。
昔は、写真のような
石臼を使ってました。
そのペーストを搾る
下の圧縮機は
少々旧式ですが
麻袋に入れて
上から圧力かけてました。
下は搾りたての
エキストラバージン
オリーブオイルです。
新型の機械は
全部の作業が
一気に行えます。
この一連の作業で
オリーブの実は
熱が上がります。
その熱を低く抑える
これが
コールドプレスです。
熱が上がると
エキストラバージン
オリーブオイルは
美味しくない
油っぽくなって
しまいます。
他の食物油は
原料の種など
潰したりするところまで
同じなのですが
水分と油分を
分離する必要があり
その時に熱を
加えますので
コールドプレスとは
言えませんし
油っぽくなって
しまいます。
ごま油には
コールドプレスで
作られるもの
あるらしいのですが
やはり高価です。
温度を上げないように
するためには
搾油の工程全てを
ゆっくり行う
必要があります。
急いで行うと
熱を持ってしまいます。
目安は最低30度以下
低ければ低いほど
サラッとした
エキストラバージン
オリーブオイルに
なります。
私は
25度と27度で搾った
オリーブオイルの
飲み比べをしたことが
あるのですが
低い方が
美味しかったです。
搾りたての
エキストラバージン
オリーブオイルは
ほんのり
暖かいです。
ですから、
保管や輸送も
低い温度で行うことが
大事なのですが
日本で流通している
多くの
エキストラバージン
オリーブオイルは
残念ですけど
温度管理されて
おりません。
産地からちゃんと
温度管理してあると
エキストラバージン
オリーブオイルは、
飲んでも全然
油っぽくないのです。
ここから下は
オリーブオイルの
色々な情報について
ご案内しております。
何かの
お役に立てれば
嬉しいです。
オリーブオイルの品質や鮮度について
鮮度が良くて、飲んでも美味しいオリーブオイルとは、どんなものかを書きました。
「飲んでも良いオリーブオイルと駄目なオリーブオイル」
オリーブオイルの健康効果について、成分ごとに詳しくご案内した記事です。
健康に良いオリーブオイルの成分ごとに整理した健康への効果
オリーブオイルについて、とっても詳しいお医者さんが書いた記事です。
「結局、オリーブオイルが最強の油である理由」
上の記事を書いた方が、オリーブオイルが血糖値によい影響を与えることを書いた記事です。
「オリーブオイルはやせる――糖質と一緒にとるだけで血糖値を抑えられる」