スペルト小麦。
あまり馴染みのないこの小麦は、現在使われているパン用小麦の古代種だそうです。
美味しいパスタにするのには、非常に難しいそうで、フェリチェッティ社は260種類の中から、最適なものを選んだとのこと。
訪問したときに、探した際の逸話を細かく聞いたのですが、いや、ほんとうに大変だったらしいです。
その甲斐あってか、確かに歯ごたえと味わいは格別です。
スペルト小麦のスパゲティって、茹でると折れちゃうことが多いのですが、このパスタは、ちゃんと麺になります。
訪問した時のお話しは、こちらにご案内しています。
フェリチェッティ社訪問記
このスペルト小麦のスパゲッティは、魚介との相性が抜群なんです。
今日は、このパスタを使用した簡単なレシピをご紹介します。
(材料2人前)
有機栽培スペルト小麦のスパゲッティ 160g
にんにく 大きいものを1/2かけ
オリーブオイル おおさじ1
唐辛子 小さいものひとつ
キャベツ 3,4枚
イタリアンパセリのみじん切り 少々
(つくりかた)
1. パスタを、たっぷりのお湯で茹で始めます。
2. ニンニクは包丁でつぶしてからスライス、唐辛子はほぐしてからフライパンに入れます。
オリーブオイルを注いでから弱火で火をつけます
3. キャベツは、手で一口大にちぎっておきます。
4. ニンニクが色づいてきたら、アンチョビを加え、弱火でほぐします。
ほぐれたら、火を止めます。
5. パスタが茹で上がる、3,4分前に、茹でている鍋にキャベツを加えます。
(写真のは、4分前に加えました)
6. パスタが茹で上がったら、フライパンに加え、オリーブオイル(定量外)を
一回ししてから、混ぜ合わせてパセリのみじん切りを加えて出来上がり
とても簡単なレシピです。
お気をつけいただきたいのは、2点だけ。
1. パスタは茹で始め2,3分くらいのところで、一生懸命かき混ぜてその後はさわらない。
茹ではじめの2,3分が、デンプン質が出だして、くっつきやすく、注意したいのです。
でも、その後触りすぎるとパスタにうまく、塩味がのってくれません
2. プライパンの中でパスタを混ぜるときには、火をつけない。
最初にオリーブオイルを回すのは、つるつるシコシコ感を出すためです。
そのあと、具材と混ぜ合わせるのですが、火をつけません。
火をつけると、更に軟らかくなり、アルデンテでは、なくなってしまいます。
「2」に関しては、短めにゆであげて、フライパンの中で、ちょうど良いアルデンテにするという方法もあります。
その場合、具材のうま味がパスタによくしみ込むのですが、一方、パスタ表面のつるつる感が、無くなります。
私は食感を大事にしたいので、火を止めています。
ご参考になれば嬉しいです。
ヒナタノ加藤昭広