季節の野菜、カリフラワーのパスタ

パンチェッタとカリフラワーのパスタ

 
イタリアのベーコン、パンチェッタを使って簡単に仕上げました。
以前、お客様と話していたら

「パンチェッタは、塩辛いだけで美味しくない」
と伺ったことがあります。
普通のベーコンと違って、パンチェッタは、一手間かけます。
それをすると、うま味たっぷりの美味しい一皿になります。
この方法もご紹介いたします。

調理時間

10分

材料(2人前)

  1. パスタ

    160g

    パンチェッタからしっかり旨みを出しますので、
    スパゲッティーなら、1.6mm〜1.9mmくらい。
    ペンネやフジッリなどショートパスタでも美味しくいただけます。

    使用したフェリチェッティの「有機栽培セモリナ粉のスパゲッティ」は、1.7mmです。

    il Biancoで販売中

  2. パスタ

  3. パンチェッタ(生ベーコン/塩漬けした豚バラ肉)


    だいたい15gくらい 
    短冊切りにしてから、大きめの千切りに。
    だいたい5mmくらいの厚さです。
  4. カリフラワー

    200g

    小さめに切っておきます。
    2cmくらいに切って、そのうち1/3位を更に細かくします。
    細かいのは、良く溶けて美味しいソースになります。
  5. オリーブオイル

    少々

    パンチェッタを加熱して、中の旨みを出す際のスターターとして使います。
  6. 白ワイン

    30ccくらい

つくりかた

  1. パスタを茹でます。

    パスタは、美味しい塩味を付けることが大事です。
    1%以上の塩で茹でてください。
    今回は、1,2%くらいだと思います。
    そして、塩はぜひ粗塩をお使いください。
    1kg500円程度のものでも十分美味しく出来ます。
  2. パンチェッタのソースを作ります。

    フライパンにスライスしたパンチェッタを入れて、
    オリーブオイルを注いで弱火で加熱します。
    焦げないように、ゆっくりゆっくり加熱します。
    脂身のところが溶け出して、キツネ色になるまで加熱します。
    キツネ色になったところで、強火にして、
    白ワインを一気に注いで煮詰めます。
    フライパンがジュワーッっと言ったら成功。
    パンチェッタのうま味が出てきます。
    パスタに絡みそうなところまで軽く煮詰めます。
    この時、パンチェッタの色を見てください。
    キツネ色だったのが、白っぽく(色が薄く)なっているはずです。
    パンチェッタの旨みが出てきた証拠です。
    旨みが出てこないと、
    ただの塩辛くて硬いお肉のかけらのままですので、
    前出のお客様が感じられたような味になってしまうのです。
  3. 茹でているパスタにカリフラワーを加えます。

    茹で上がり3分前くらいが目安です。
    カリフラワーのゆで時間は、お好みで。
  4. 茹で上がったら、フライパンへ

    私は、ツルツル、シコシコの歯ごたえが好きなので、
    フライパンの火は付けないで仕上げます。
    軽く混ぜ合わせて、仕上げのエクストラバージンを加えてできあがり。
    肉っぽく、がっつり仕上げたかったので、
    トスカーナのエクストラバージンオリーブオイルを使いました。

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    この閉じ込めた旨みを出す方法は、ニンニクやドライトマトでも使えます。
    白ワインが手元に無い時は、パスタの茹で汁でも結構です。
    その場合、茹で汁の塩加減を控えめ(1.2%→1%くらい)にしてください。

カリフラワーは、今が旬
ぜひお試し下さい。
il Bianco 加藤

今回のレシピで紹介した商品

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。