納豆をオリーブオイルで美味しくする秘訣

オリーブオイルで納豆を美味しくする方法

納豆をオリーブオイルでいただく時に、納豆に合うオリーブオイルと合わないオリーブオイルがあるのをご存じですか
高級なオリーブオイルなら合うかと言いますと、そうでも無い場合があります。詳しくご案内させていただきます。

納豆が美味しくなるオリーブオイルの条件

オリーブオイルの味って独特だから、納豆含めて和食っぽいものに合わない、あるいは合わなかったという経験をお持ちですか?

確かにオリーブオイルには、味があります。オリーブオイルの味は、そのオリーブオイルの産地のご飯が美味しく食べられるように
長い年月をかけて作られました。

例えば、辛味苦味が強い味のオリーブオイルは、山の中で猪などを食べていた地域のオリーブオイルに多いです。
このようなオリーブオイルを使っちゃうと美味しい納豆オリーブオイルとはなりません。味が壊れてしまいます。

納豆とオリーブオイル

納豆が美味しくなる魚介類向けのオリーブオイル

納豆には、お醤油だったりお出汁を使うと思うのですが、お出汁は鰹や昆布など海のものが合いますよね。
不思議なくらいバランスが良い馴染みのある味。オリーブオイルにも魚介向けのオリーブオイルがありますので、
それを使うとバッチリ味が決まります。この魚介向けのオリーブオイルは、カルパッチョのようなものを食べる時に使います。

白身魚の味を壊さず、でもちょっとしたアクセントになって、味にコクも深みも出る。まさに納豆向けのオリーブオイルです笑

タコのカルパッチョとオリーブオイル

もう一つ、オリーブオイルを納豆に使う時に、味と一緒に気になるのは「油っぽさ」ですよね。
白いご飯と納豆に油かけちゃって大丈夫?素朴な疑問ですし、実際油っぽくなった経験をお持ちでしょうか?

エキストラバージンオリーブオイルは、元々オリーブの実を搾っただけの果汁のようなものです。
色々な食物油は、種や果実から搾るので似たようなものと思われるかも知れませんが、オリーブオイルの最大の特徴は
搾る時に熱が上がっていないことです。

ほかの食物油は、搾ったあと一緒に出てきた水分を分離する時に熱を加えるので、どうしても油っぽくなります。

私はオリーブ農園を訪問した時は、何杯もオリーブオイルの試飲をするのですが、本当にサラッとしてて美味しいです。
飲んでも美味しいくらいですから、納豆にどれだけ入れても油っぽくなることはありません。

もし、納豆オリーブオイルで油っぽいなど、美味しくない経験をされたのなら、そのオリーブオイル自体が駄目だったのだと思います。

nattotmago

納豆を入れたオリーブオイルは良くかき混ぜて

納豆はご家庭によって色々なレシピがありますよね。玉子を入れたり入れなかったり、山椒でパンチを効かせたり、鰹節足したり、
ごま油でコクを出すのも美味しいです。

魚介向けのオリーブオイルを使えば、それら、どの食べ方をしてもバランスが取れてしまいますし、カルパッチョが美味しくなるように、納豆の味も深みとコクが増します。とってもお勧めの組み合わせです。

意外かも知れませんが、イタリア料理と和食は共通点が沢山あります。ほかのヨーロッパ諸国よりも新鮮な食材が豊富だったのが理由だと思います。例えば、イタリアには魚醤もあるのですよ。

納豆にオリーブオイルを加えたら、召し上がる毎にかき混ぜてくださいね。オリーブオイルは、どうしても底に沈んでしまいます。

オリーブ農園

納豆を美味しくするオリーブオイルの入手法

納豆を美味しくする魚介類によくあうオリーブオイルですが、日本にも出回っていますが、ひとつだけ難点があります。

実は、辛味苦味が少なめのオリーブオイルは、味が強いオリーブオイルに比べて扱いがデリケートなのです。

オリーブオイルの辛味苦味は、ポリフェノールの味なのですが、このポリフェノールはオリーブオイルを酸化から守る役目もしています。
そのため、マイルドなオリーブオイルは、ポリフェノールが少なめで味が強いオリーブオイルよりも酸化しやすいです。

山奥のオリーブ農園

私は、このことを知っていたのでずっと空輸で運んで、保管は定温庫。お客様にお送りする時には必要に応じてクール便でお送りしています。
なんだか扱いが面倒そうですが、ご家庭のでの保管は、夏場でも常温で大丈夫です。

食品の常温での物流は、とても高温になります。トラックの中も結構な高温になりますからね。熱に弱いと言われているエキストラバージンオリーブオイルを
そういう運び方をしたら、味が変わってしまいます。

詳しくは、下の飲んで良いオリーブオイルと駄目なオリーブオイルという記事にご案内しておりますが、いかがでしょう。一度私の品をご覧いただけませんか
一番下の画像をクリックいただくと、私の品のページに飛びます。

このオリーブオイルは、北イタリアの魚介類を食べる小さな町の山奥で見つけました。日本の江戸時代から有機栽培を行っている畑なのですが、
何度行っても、幻想的な風景に圧倒されます。たくさん農園まわりましたが、この畑が一番素晴らしいと今でも思っています。

飲んでも良いオリーブオイルと駄目なオリーブオイル

納豆を美味しくするオリーブオイルのまとめ

納豆を美味しくするオリーブオイルは、魚介類向けのオリーブオイルがお勧めです。白身魚のカルパッチョに使うようなオリーブオイルは
素材の味を壊さず、それでいて味をコク深くしてくれます。そのようなオリーブオイルは、納豆との相性は抜群です。

オリーブオイルで油っぽい味を経験されたことがあるのなら、きっと、そのオリーブオイルは劣化してしまっていたのだと思います。
本当に美味しいエキストラバージンオリーブオイルは、ひとくち口に含むとフワッと美味しい香りが広がって、全然油って感じがしません。

そういうオリーブオイルは、お料理を何でも美味しくしてしまいます。時には失敗したお料理でも笑

美味しいオリーブオイルで、楽しいお食事の時間をお楽しみいただけると、とっても嬉しいです。

hinatano商品リンク

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。