ギフトだからおしゃれなオリーブオイルがいいですよね
オリーブオイルをギフトにされたいのは、お料理好きな方や健康を気にされている方に、ちょっと高めのオリーブオイルをお贈りして喜んでいただきたいからですよね。
箱を開けて、わぁ、って言っていただきたいから、ギフトにするならおしゃれなオリーブオイルがいいですよね。「おしゃれ、オリーブオイル、ギフト」で検索すると、たくさんオリーブオイルが出てきます。おしゃれなボトルやギフトボックス。あれこれ悩んで決め手に困る。そんな時に、ご参考にしていただきたい記事です。
おしゃれだけど気になるオリーブオイルギフト
私はオリーブオイルの輸入を仕事にしています。ギフトは大事な商機ですし、お贈りする方のお気持ちもお伝えしようと、一所懸命おしゃれに気を使っております。
そうなると、気になるのはお隣さんです。
ほかの会社さんは、どんなオリーブオイルギフトを用意しているのだろうか、検索して、おしゃれさ加減を見て参考にするようにしています。
「あー、すごいおしゃれだなぁ」と思いつつ、画像を見ていくうちに、「あ、これ、ギフトにしちゃ駄目な品種の味が強いオリーブオイルじゃん」(”じゃん”は、横浜の方言であります。)「オリーブオイル自体、ちゃんと扱っているの?」と、オリーブオイルインポーター目線になってしまいます。
そして、特に気になるのが、おしゃれだけど、ビンを横にしているオリーブオイルギフトです。
オリーブオイルギフトに向いてるおしゃれな箱
実は、オリーブオイルって、横にすると漏れてしまうことがあるのです。
日本で瓶詰めしているようなオリーブオイルギフトなら、漏れにくいキャップを使用していますが、ギフトに向いている高品質のオリーブオイルは、輸入品が多いです。海外は、オリーブオイルの油漏れに寛容なので、完璧にオイル漏れしないキャップって無いのです。
そこで、こんな珍しいおしゃれなギフトボックスつくりました。
「え、何か珍しいの?」なんて、おっしゃらないでください。よくご覧ください。このギフトボックス、上下に開くようになっています。おしゃれでしょ?これが、すっごく珍しいのです。この箱を作ってくれる職人さんを探すのに苦労しました。
オリーブオイルで、縦に開くギフトボックス自体珍しいし「何が入っているのかしら」と開けてみたら、金色のオリーブオイルに、そのオリーブオイルの歴史を書いたカードやレシピ冊子、それに、そのオリーブオイルと相性の良い食材も詰め合わせたりして、ビックリ箱みたいでしょ。
お贈りする方にも、ご注文される方にも楽しんでいただきたいですし、梱包している私も楽しくなるギフトボックスになりました。なにしろ、詰め合わさせていただくのは、高級店と言われているレストランで使用しているけど、一般には出回ってない品々だからです。口にされて喜んでいただくのが楽しみでなりません。
そのギフトボックスを使用したオリーブオイルのギフトセットは、こちらになります。
あと、大事なのがギフトにするオリーブオイルの品質。オリーブオイルは、熱とか色々な条件で劣化してしまいます。そんなことを言い出したら、キリが無いのですが、見た目で分かる透明ボトルのオリーブオイルがおしゃれなギフトボックスに入っているのもよく見かけます。透明なボトルは駄目なのです。
おしゃれだけどギフトにして駄目なオリーブオイル
エキストラバージンオリーブオイルは、光で光合成を起こして酸化してしまいます。光合成には酸素がいらないので未開封でも酸化しちゃうのです。
昔、よく卸先のお客様の店頭で販売をしていました。その時、透明なボトルに入った緑色が鮮やかで、おしゃれなオリーブオイルギフトセットを目にしたことがあります。
しばらく経って、同じお店におじゃましたら、まだ残っていたのですが、オリーブオイルは見事に無色透明。中の緑色の葉緑素が完全に酸化した状態でした。きっとすごい酸化臭がするはずです。
お店の方に「たぶん酸化していますよ」と申し上げたら驚いてらっしゃいました。それくらい透明ボトルがオリーブオイルを傷めてしまうことは知られていませんでした。それでも、確か販売を止めて下さったと記憶しています。
オリーブオイルが、光で劣化してしまうことは、こちらでご案内しています。
おしゃれなオリーブオイルギフトの送り方
おしゃれなオリーブオイルギフトを探されていたのに、なんだかネガティブな話になってしまいました。すみません。
でも、オリーブオイルって、ほんとギフトに最適だと思うのです。おしゃれなビンやパッケージは、ギフトにピッタリ。
バッチリ良いものをお贈りできれば、ギフトボックスを開けたとき「えー!」と喜んでいただけて、「美味しかったわよ。どこで見つけたの!!」となります。
でも、オリーブオイルギフトによく使われているおしゃれな箱は、強度にも問題もあると思うのです。10年以上前の話ですが、実は創業時に宅配会社の仕分け場でアルバイトしていました。最初は、本当にヒマでしたので生活費稼ぎです。
週末など荷物が集中するときは、仕分けしきれずに人の腰の高さくらいまで、色々な荷物が山積みになります。きれいなギフトボックスが、荷物の山の下の方にあるのを何度も見ています。繁忙期はもっと凄くて、包装紙がビリビリになった大きなお店のギフトが、ベルトコンベアで流れているのを見ました。ですので私は、詰め合わせの内容によって緩衝材を増やしたり、二重箱にしてお送りしています。
さて、オリーブオイルのお話しをしましょう。私、イタリアに数年住んでコックやピザ職人の修行をした後に、この仕事をしております。勉強のために色んなオリーブ農園を巡ったのが起業のきっかけになっているのですが、オリーブオイルって、食文化そのもの、奥が深いし楽しいです。
ギフトにふさわしくておしゃれなオリーブオイル
オリーブオイルって難しそうじゃないですか、ギフトに選ぼうにも、なんだかカタカナ文字が多くて、カタカナカタカナ種とか言われても覚えられないし、違いがイメージできないですよね。あれ、語源は結構いい加減で、例えばタジャスカ種という品種は、「大昔タジャという人が広めたらしい品種」が語源です。タジャという人が居たかどうかは、実は不明だったりします。
それに、ギフトにするオリーブオイルって、美味しいのが絶対条件ですよね。オリーブオイルの味は、実に多くのレパートリーがあるのですが、だいたいの傾向として、山の中で猪肉を食べている人達が作るオリーブオイルは、辛味や苦味が強め。繊細な魚介類を食べているところは、マイルドなオリーブオイルを作っています。私はオリーブオイルギフトには、どなたでも美味しく召し上がっていただけるマイルドな味のオリーブオイルをお勧めしています。
オリーブオイルの味などについては、こちらでご案内しています。私が輸入先を見極めるときに基準にしているオリーブオイルの見分け方をご案内した記事ですが、上から6番目のトピックに味についてご案内しています。記事最初にある見出しのリンクをクリックいただけましたら、記事に飛んでいただけます。
あと、下の写真をクリックいただけましたら、私がギフトにお勧めしているオリーブオイルをご覧いただけます。このオリーブオイルは、北イタリアの山奥で200年以上前から有機栽培を続けているオリーブオイルです。別の用事で近くに行ったときに、偶然見つけた山奥の泉のようなオリーブオイルです。写っているのは私と生産者の親子です。山奥へ車で1時間ほど走った後、パッと開ける南向きの段々畑。素晴らしい農園です。
さて、せっかくおしゃれなオリーブオイルギフトを楽しく探されていたのに、なんだか面倒くさいお気持ちになってしまいましたか、申し訳ありません。
私、頑固なオリーブオイルのインポーターです。なにとぞお許しください。でも、必ず産地を訪れてから輸入を決めたりして、美味しくて安全なオリーブオイルやイタリアの美味しいものを届けることには、人一倍拘っておりますので、商品には自信がございます。お客様には銀座のブルガリさんもいらっしゃいます。
ただ、オリーブオイルについては、取扱方法などについて、いろいろ細かい事を言ってしまうので、大手の小売店さんとの取引は、ほぼございません。どんなことを申しているかは、下の飲むオリーブオイルについての記事にご案内しています。
オリーブオイルと召し上がる方は、美味しさのほか、美容や健康を考えてらっしゃる方が多いと思います。ですから、お届けする側としては、品質や鮮度について気をつけないといけないと思います。この記事を書いてから、お年寄りからのご注文が増えました。時々頂戴するお客様からのハガキには、80歳以上の方がたくさんいらっしゃって「おたくのオリーブオイルは胃腸が楽」とお褒めいただいています。すごく嬉しいです。
今お考えのオリーブオイルギフト、ぜひ、私にご用命ください。手を尽くした鮮度の良い、飲んでも美味しいオリーブオイルを、先ほどご覧いただきました珍しいギフトボックスにお入れして、できるかぎり、おしゃれにも気を使ってお贈りさせていただきます。よろしくお願いいたします!
まとめ:おしゃれなオリーブオイルギフトの決め方
オリーブオイルは、横にすると漏れやすいので、縦置きのギフトボックスをお勧めします。
オリーブオイルの品質は、見た目で分かりにくいのですが、透明なボトルのオリーブオイルは、未開封でも酸化していることがあるので避けられた方が良いと思います。
オリーブオイルの味は、レパートリーが多いのですが、魚介類向けのマイルドなオリーブオイルでしたら、辛すぎたり苦すぎたりしませんので、ギフトに向いていると思います。
大切な方へのオリーブオイルギフト、ぜひ、私にご用命ください。よろしくお願い申し上げます!