オリーブオイルギフトの選び方をご紹介します

オリーブとグリーンオリーブ

ギフトに選んで良いオリーブオイルとは

ギフト選びって難しいですよね。

ギフトになりそうな品を色々探してみて、「あ、オリーブオイルが良いかも!」と思って検索してみたら、オリーブオイルのギフトは種類が多すぎて困った。どれも似たり寄ったりだし、オリーブオイルの価格で選べば良いのか、それとも箱やラベルの綺麗さで選ぼうか。

そう悩んでらっしゃるようでしたら、ぜひご一読下さい。ギフト向けオリーブオイルを選ぶポイントをご紹介いたします。

オリーブオイルギフトを選ぶポイント

オリーブオイルをギフトに思いつかれたのには、いろいろ理由がおありと思います。お送りする先様が、お料理好きだから、あるいは、健康に気をつけられている方なので、健康に良いと言われているオリーブオイルをギフトに。などでしょうか。

でも、オリーブオイルは種類が多いし、ギフトだから変なものを贈れないし。選び方に困りますよね。それに、せっかくのギフトを贈る機会、お受取りになる方が「わぁ!」って喜んでもらえるようなオリーブオイルを選びたいですものね。

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オリーブオイルは、ギフトの需要が多くて、そのためラベルや箱など華やかなものが多いです。ギフトだから、オリーブオイルやパッケージの見た目で選んでしまいそうですが、しばしお待ください。オリーブオイル選びが大事です。

オリーブオイルで健康に良いとされているのは、エキストラバージンオリーブオイルですし、そのエキストラバージンオリーブオイルもギフトに選んで良いものと、そうでないものがございます。

ギフト向けオリーブオイルを選ぶ

エキストラバージンオリーブオイルは、温度や光で傷んでしまうことが多いのです。ギフトにお贈りするなら、最高に良い状態のオリーブオイルで喜んでいただきたいです。

傷んでそうなオリーブオイルかの見分け方は、選びやすいところから

1.透明なボトルのオリーブオイルは避ける
2.輸入元や製造元が販売しているオリーブオイルを選ぶ

オリーブオイルは、未開封でも光にあたると酸化してしまうのです。光合成と呼ばれる現象なのですが、オリーブオイルの緑色の葉緑素に反応して酸化物が瓶の中に出てしまうのです。この光合成には、酸素が必要無いので、未開封でも酸化してしまうのです。

オリーブオイルが光で劣化してしまう理由は、こちらで詳しくご案内しています。

光がオリーブオイルを酸化、劣化させる理由
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2.については、エキストラバージンオリーブオイルは、熱に弱いということを聞かれた事があると思うのですが、あちこち運んでいる間に暑いところに置かれてしまうことがあるのです。ですから、せめて生産者からに一番近い会社からオリーブオイルギフトを選ばれた方が良いと思います。

オリーブオイルの温度管理が悪いと味が変になってしまうので、私は創業時から、輸入に飛行機を使ったり、夏の間はクール便を使用したりしているのですが、同じようなことをやられている方は、まだまだ少ないと思います。この方法は物流費用が高いし、多少温度が上がっても食べられなくなるほど傷んでしまうことは稀なのですが、でもやっぱり美味しいものは、美味しいままお届けするのが私のような仕事の役割だと思うのですよね。

こちらにオリーブオイルの選び方についてご案内した記事があります。よろしければご覧になってみて下さい。

オリーブオイルの選び方

完熟したオリーブの実

オリーブオイルギフトの弱点

オリーブオイルをギフトにするとき、ひとつ心配なことがあります。それはオリーブオイルが漏れてしまうと言うことです。

日本で瓶詰めしているオリーブオイルは、漏れないキャップになっているかも知れませんが、ギフトに向いている輸入オリーブオイルは、キャップの構造上、横にして運ぶと振動などで漏れ出てしまうことがあると、ギフト会社の人から聞いたことがあります。そのためギフトにオリーブオイルを勧めにくいとも言っていました。

そこで私は、縦置きのオリーブオイルギフトボックスを作りました。この箱を作ってくださった職人さんは、箱に対してものすごい熱意をもってらっしゃいます。

ギフトを受け取られた方が、箱を開けたとき嬉しくて歓声をあげてしまう箱にしよう。と一所懸命考えて作りました。

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味で選ぶオリーブオイルのギフト

ギフトにするならオリーブオイルの味も気になりますよね。
オリーブオイルの味って、時々ギフトに向かない苦かったり辛いものに出会ってしまうことがあります。

ギフトに向くような美味しいオリーブオイルを選ぶには、オリーブオイルの味ができる仕組みが分かると選びやすいです。オリーブオイルは、その産地の食材を美味しく食べるために作られます。

例えば、山の中で猪肉を食べるような産地のオリーブオイルは、臭味消しも兼ねますので辛味や苦味が強かったり、海の近くで魚介類を食べるような地域のオリーブオイルは、魚介類の味にあわせてマイルドなオリーブオイルだったりします。

同じ理由で、スペインのオリーブオイルは、スペイン料理に向いていますし、イタリア産のオリーブオイルはイタリア料理に向いています。世界中でイタリア産のオリーブオイルが人気なのは、イタリア料理が人気だからだと思います。

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オリーブオイルギフトを選ぶ場所

ここまでギフトにするオリーブオイルは、「鮮度品質の良いもので馴染める味のオリーブオイルを選びましょう」とご案内してきました。あとは、それをどこで手に入れるかですが、いかがでしょう、その大事なオリーブオイルギフトを私にお任せいただけませんか。

私は小さなインポーターです。でも、お客様にはミシュランの星付きレストランや高級食材店さんもいらっしゃいます。百貨店さんなどにはお納めしていないのですが、これは、百貨店さんにお納めするときには問屋さんを通さなければならないからです。お客様が手に取るできるだけ近くまでお納めしたいので、直接納品に拘っています。

産地に必ず行って目利きをしたり、イタリアの工房と同じ美味しさで、お品を美味しいままお届けすることは、自称日本一。美味しいままお届けする為にできる事は全部やらせていただいています。もし、同じことをやっているインポーターさんがいれば、その方も日本一。

私のオリーブオイルに対する仕事内容は、こちらにご案内しています。

良いオリーブオイルの見分け方

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今hinatanoで扱っている有機栽培のオリーブオイルは、北イタリアのとんでもない山の中で偶然見つけたオリーブオイルです。山の中の泉のような優しさと、しっかりした深い味わい。でも全然油っぽく無いのでお年寄りのリピーターさんが、たくさんいてくださるギフトにピッタリのエキストラバージンオリーブオイルです。葉書の写真をクリックいただくと、そのオリーブオイルのページをご覧いただけます。

ギフトは、箱を開けたら美味しいものがたくさん詰まっていて「わぁ」って声を上げていただけるように作ったビックリ箱のような特別パッケージに、ギフトにふさわしいオリーブオイル以外の銘品を詰め合わせたギフトセットをご用意しました。

トマトピューレなどは、イタリアの味そのまま。ギュッと煮詰めれば果肉感たっぷりのトマトソースになります。やっぱりイタリアのトマトは美味しいです。それに缶詰と違って丁寧に加工されているのも美味しさの理由。もちろん、このトマトピューレも空輸しています。ギフトの写真をクリックいただけましたらギフトのページに飛びます。

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まとめ ギフトに向いているオリーブオイルとは

ギフトにするオリーブオイルは、鮮度や品質が大事だと思います。日本では、ちゃんと温度管理されたオリーブオイルは少ないです。オリーブオイルが、温度管理の必要が無いごま油とかえごま油とかと一緒に扱われるので仕方ないのですが、エキストラバージンオリーブオイルは熱が加わっていないと、ほんとに果汁のようで美味しいです。

ギフトにするオリーブオイルなら、味に馴染みのあるイタリア産を選ばれるのをお勧めします。

加えて味わいは、魚介類と相性の良い、海の近くが産地のマイルドな味わいのオリーブオイルが良いと思います。

ただ、マイルドな味わいのオリーブオイルは、とてもデリケートなので美味しいままお届けするのには色々手を尽くしてあげなければなりません。

そのお役目、ぜひご用命下さい。2007年から、ずっと美味しいままお届けするのを大事に営んでおります。

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。