オリーブオイルをギフトでおすすめしたい価格帯

パンとオリーブオイル

オリーブオイルギフトをおすすめする価格帯がある理由

どのようなギフトを贈る際にも価格は気になると思います。ましてや、オリーブオイルの価格帯はとても幅広いです。

オリーブオイルをギフトとして贈る場合、どの程度の価格がギフトに適しているのか、おすすめかをご案内いたします。

 


 

オリーブオイルの価格には理由がある ギフトにおすすめなのは

エキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイル)の価格には、産地の地域差や相場があるのをご存じですか?
おすすめされて、価格もそれなりだったのでギフトにしたけど、実はオリーブオイル自体体した味では無かったり。
概ねの相場を知っていれば、このような事は避けられると思います。

鮮度の良いエクストラバージンは、オリーブの実の生搾りジュース

 

ギフトにおすすめできる日本で人気のあるイタリア産オリーブオイルを、産地ごとに価格相場や味わいをご案内します。

 

リグーリア州(北イタリアで、フランス国境近くの沿岸部) 
この地域は、魚介類中心の食文化なのでマイルドなオリーブオイルを産します。タジャスカという品種のオリーブなのですが、完熟タイプのオリーブオイルで味はマイルドでフルーティーです。しかしデリケートなオリーブオイルでもあり、日本で現地の味と同じレベルのに出会うのは難しいです。※ですので私は取り扱っています(笑)良い品とされる相場は、500mlで2,500円から3,500円くらいです。ギフトの際には3,000円以上のオリーブオイルがおすすめです。

 

トスカーナ州 (北中部でフィレンツェやシエナなどがある地域です。)

この州は、広い海岸線もありますが、内陸部のフィレンツェが強国だったこともあって肉料理中心の食文化を持っています。そのため辛味や苦みが強いオリーブオイルが好まれます。代表的なのはフラントイオという品種。ただ、この品種だけのオリーブオイルは味に深みがありませんので、複数品種のオリーブを加えて味を作ります。価格帯は500mlで4,000円から5,000円で少し高めになります。ギフトに使われる際には、4,000円前後のオリーブオイルがおすすめです。

 

シチリア島 (イタリア半島の先にある島です。肉食と魚介類両方の食文化が混在しています。)

シチリアのオリーブオイルは、青っぽくてやや強い味のオリーブオイルは特徴です。魚介だったらイワシ料理やカジキマグロなどが有名です。その昔、一般の人が鮮魚を買う場合、夕方以降鮮度が落ちて値段が下がってから買い求めたため、魚介類を食べるにも強い味のオリーブオイルが好まれたという説があります。良い品とされている価格帯は500mlで3,500円から4,500円くらい。ギフトには4,000円以上のオリーブオイルがおすすめです。

 


 

国ごとにもオリーブオイルの価格差があります。ギフトにおすすめできるのは

日本で売られているオリーブオイルはEU(ヨーロッパ連合)域内オリーブオイルが多いです。
同じユーロという通貨が流通していますが、実は国ごとに物価相場がかなり違います。それからするとイタリア産と同じような値段で売られているオリーブオイルは、かなりの高級品になるはずなのですが。

オリーブオイルの味自体は、好みがあるので何とも申し上げにくいのですが。
ただイタリア料理には使いにくいような気がします。

 


 

価格はオリーブオイルの目安のひとつ、ギフトには更におすすめしたいことが

オリーブオイルの価格は、本物のオリーブオイルである目安にもなります。
ギフトにされる際には大事なポイントですよね。

虫食いが少ない有機栽培エキストラバージンオリーブオイルの畑の実

でも、もうひとつ大事なポイントがあります。それはオリーブオイル自体の鮮度です。
エキストラバージンオリーブオイルは、温度や光などの影響を受けて劣化します。
透明なボトルのオリーブオイルだった場合、未開封でも酸化している場合があります。

ですのでオリーブオイルをギフトにされるときには、価格と同じくらいどこで買うかも重要だと思います。
おすすめは、専門店で専門的な知識を持った方がいるお店です。

関連記事:本物のエキストラバージンオリーブオイルがなぜ偽物になってしまうか

 


 

まとめ オリーブオイルをギフトでおすすめしたい価格帯

オリーブオイルには、産地地域で価格相場に差があります。ギフトにされる時には、各生産地の中級以上のオリーブオイルを贈られるのをおすすめします。

ギフトにオリーブオイルをお探しの場合は、どこで探すかも大事なポイント。専門的な知識を持っている人がいるお店で探されるのをおすすめします。

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。