そもそもオリーブオイルは飲むとまずい?
エキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイル)を飲まれたことはありますか?
飲んだら、まずかったことがありますか?
一言でまずい、と言っても苦いとか辛いとか色々タイプがあります。
それらのまずい味のタイプ別に原因をご案内いたします。
飲んだら不味いオリーブオイルのまずいとは、
オリーブオイルを飲んで感じたまずい味には、色々タイプがあります。
まず最初に辛味苦味ですが、それはポリフェノールです。
特に早摘みにしているオリーブオイルに多くで、イタリア以外では、スペインやギリシャなどに多く見られます。
でも、その飲むとまずいと感じるオリーブオイルの味は、良質なポリフェノールを摂るためには致し方ないことです。
もっとマイルドでフルーティーなオリーブオイルがご希望でしたら、探し方を後ほどご案内いたします。
次にオリーブオイルを飲んでまずいと感じた味は、油っぽい味になると思います。
本来、オリーブオイルのうち、エキストラバージンオリーブオイルと呼ばれているレベルの品は、飲んでも油っぽくありません。そのお飲みになって、油っぽくてまずいと感じたオリーブオイルが、それなりのお値段がしていたオリーブオイルなら、きっと保管が悪くて温度が上がり、遊離脂肪酸と言われる成分が増えてしまったのだと思います。
これら二つの味と違うまずさを、飲んだオリーブオイルに感じられたのなら、きっと飲まれたのはエキストラバージンオリーブオイルでは無いと思います。何とも言えない気分が悪くなるような味とかです。
例えば、1リッターあたり3,000円を下回っていてイタリア産なら、きっとエキストラバージンオリーブオイルでは無いと思います。その価格だとオリーブオイル生産者が生活できないので、本来はあり得ない価格です。
日本にはエキストラバージンオリーブオイルの法的な基準が無いので、自称エキストラバージンオリーブオイルでも事業者の判断でかけてしまうのです。このことがエキストラバージンオリーブオイルを分かりにくくしている最大の原因だと私は思います。
無味無臭のピュアオリーブオイル、でも飲むと不味い
飲むオリーブオイルとしてピュアオリーブオイルを勧められている方もいらっしゃいます。
理由は無味無臭だから飲みやすい。少なくとも飲んでも耐えられないくらいにまずい味がしないオリーブオイル。
でも飲んだら油っぽいと申しますか、油そのものの味がします。
無理もありませんピュアオリーブオイルは、精製過程で高温の蒸気を使用したりしますので、熱が加わっています。それにポリフェノール類も全部取り除かれているので、エキストラバージンオリーブオイルの良いところが、ほとんど残っていません。
飲むとまずいオリーブオイルを避ける方法
飲んでまずいオリーブオイルを避ける方法は、本物のエキストラバージンオリーブオイルを見つけることです。最低でも1リッターあたり3,000円以上のオリーブオイルで、光に弱いオリーブオイルを守るためにちゃんと遮光ボトルに入っていて、丁寧に扱われていそうなお店でお探しください。
サラダ油と一緒に山積みになっているオリーブオイルは、ラベルがエキストラバージンオリーブオイルでも、中身のオリーブオイルは大丈夫か心配です。なぜならサラダ油はよほどの高温にならないと劣化しないので、真夏でも高温になる常温のトラックで運んだりします。エキストラバージンオリーブオイルを、同じトラックで運んだら、傷んでしまいます。
エキストラバージンオリーブオイルでも、できるだけ辛味苦味が少ない味のオリーブオイルをお求めの際には、ぜひイタリア北部の沿岸地域産のオリーブオイルをお探しください。
魚介類向けと言われているオリーブオイルには、マイルドでフルーティーなオリーブオイル多く存在します。
まとめ 飲んだら不味かったオリーブオイルのまずい理由
飲んでまずいと感じるオリーブオイルの味にはいくつかタイプがあります。
辛味苦味は、ポリフェノール由来ですので自然由来のオリーブオイルの味です。
もし、辛味苦味が苦手でしたら、魚介類料理にあうといわれているオリーブオイルをお探しください。
イタリア北部で沿岸地域産でしたら、フルーティーでマイルドなオリーブオイルが多くあります。
オリーブオイルの味が油っぽかったら、輸送途中でオリーブオイルの温度が上がってしまったため、遊離脂肪酸と言われる中性脂肪にもなる成分が増えてしまったのが原因です。
これら全てに該当しない得体の知れないまずい味がしたのなら、その飲まれたオリーブオイルは残念ながらきっと本物とは言えないオリーブオイルだと思います。