なぜオリーブオイルが乾燥した季節にいいのか?
イタリアのオリーブ農園を訪問すると、応対してくれた女性の従業員の方が、
エキストラバージンオリーブオイルを手に塗るのをよく見かけました。
話を聞くと、塗る以外にも色々使い道があるようでした。
オリーブオイルはこんなに使える。保湿、飲む
エキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイル)の主成分はオレイン酸
オレイン酸は、母乳や皮脂にも多く含まれる成分です。そのためお肌のケアにオリーブオイルはよく使われていますよね。
これ以外でお試しいただきたいのが、乾燥した季節の喉のケア。
オフィスなど乾燥した環境で、喉が痛くなるのは困りものです。
よくハチミツなどを飲まれている方がいらっしゃいますが、すぐに効果が無くなってしまいます。
ハチミツの替わりにオリーブオイルを一口飲んでみてください。
オリーブオイルは、ハチミツと違い油脂なので、喉に長く留まり効果が長持ちします。
オリーブオイルを飲むのに慣れないうちは、ピリっていう辛味を感じることもありますが、それは抗酸化物質のポリフェノール由来ですからご安心ください。
ブルーナのオリーブオイルをご愛用いただいたお客様
私が起業した10年くらい前の話です。
お客様に肌荒れに悩まれている方がいらっしゃいました。
かなりの敏感肌だったらしく、有機栽培のオリーブオイルをいろいろ試されたようですが、結果hinatanoで扱うブルーナ家のオリーブオイルだけが大丈夫だったみたいで、3年ほどお使いいただきました。
手前味噌ですが、ブルーナ家の農園は200年以上前から有機栽培しかしておりません。
そのあたりも影響があったのかな。と思っていました。
肌や喉に使うオリーブオイル。大事なのは鮮度
エキストラバージンオリーブオイルは、オリーブの実の生搾りジュース。100%天然のものです。
オリーブオイルには人工的に精製されたピュアオリーブオイルと言われるものもあります。
ピュアオリーブオイルは、エキストラバージンオリーブオイルの基準である酸度0.8%を満たすことができなかったオイルを精製して酸度を下げたものです。具体的には、水酸化ナトリウムを使って遊離脂肪酸を取り除いて酸度を下げたりです。
そのためピュアオリーブオイルは、飲んだりお肌に使ったりは向かないと思います。
もうひとつ紛らわしいのは、エキストラバージンオリーブオイルやバージンオリーブオイルなど、少しだけ文言が違う紛らわしい品があることですよね。
ここはシンプルにご案内しますと、
1.バージンオリーブオイルとは、搾っただけのオリーブオイルの総称です。
2.加えてエキストラ(イタリア語表示の場合はエクストラ)が付けば酸度が低い上級のもの。
3.ただのバージンオイルは、それよりも品質が下だということです。
ともあれ、エキストラバージンオリーブオイルは、とてもデリケートなものです。
少しのことで傷んでしまいます。特に透明ボトルは絶対避けてください。
開封前でもオリーブオイルに含まれる葉緑素で光合成を起こして酸化してしまいます。
以前のご案内したエキストラバージンオリーブオイルが、熱や光で劣化する記事です。
オリーブオイルが熱によって劣化する内容をご説明します。遊離脂肪酸編
オリーブオイルが熱によって劣化する内容をご説明します。ピロフェオフィチンa編
光がエキストラバージンオリーブオイルをどのように劣化させるかご説明します。
肌や喉にやさしいオリーブオイルの使い方 のまとめ
エキストラバージンオリーブオイルはオリーブの実の生搾りジュース。天然成分100%です。
乾燥した季節にはお肌のケアなどに使われる方も多いと思いますが、お試しいただきたいのが喉のケア。
しっとり感が長持ちします。
ひとつ気にかけていただきたいのが、オリーブオイルの鮮度。
エキストラバージンオリーブオイルは生鮮食品、鮮度が大事だと思います。
hinatano 加藤 昭広