肉料理にどのようにオリーブオイルを使えば良いかと、探し方をご説明します。

鮮度の良い良質なエキストラバージンオリーブオイルはサラサラ

オリーブオイルとお肉料理

エキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイルとさせていただきます。)と肉料理。
イタリア料理にも色々レシピがありますが、ものすごくシンプルな ”焼いてオリーブオイルかけるだけで美味しい”
これをやってみませんか?ちょっとしたこだわりで楽しくなります。ご参考になれば幸いです。

 


 

お肉料理とオリーブオイル。かけるだけでソースなるタイプは?

”お肉を焼いてオリーブオイルだけ”
これの参考になるレシピは、フィレンツェやシエナがあるトスカーナ州の料理だと思います。
それ以上北に行くとレシピにバターなどが登場してきますし、南の方は羊とか手に入りにくい食材が出てきます。

トスカーナ州で肉料理と言えば、フィレンツェ風ステーキ。
キアニーナ牛という赤身が美味しい牛肉をTボーンステーキにして、炭火焼きにしたものです。

フィレンツェ風ステーキ
こちら本物のフィレンツェ風ステーキ

 

私の好物なのですが、日本でキアニーナ牛の入手は、ほぼ不可能ですので、それっぽくやって楽しんでいます。
ローストにできそうな牛肉の塊を、最初強火で次に中火でレアに焼きます。
どの程度火が入っているかは、指先でつついて感触を覚えるのが一番良いみたいです。慣れないと熱いですが。

そして一番大事なのは、焼き上がってから30分くらい休ませること。肉汁を落ちつかせます。そこからスライスして塩味ですが、それよりもローストビーフ用のソースがあいそうですよね。でもせっかくですから健康に良いエキストラバージンオリーブオイルでいただいてみませんか?お料理が軽くなりますし。お勧めなのがトスカーナ州のオリーブオイルです。特有の”辛み苦み”が肉汁や塩と一緒になって美味しいソースになります。

フィレンツェ風ステーキ風
本物は食べられないので、こんな感じで。
エキストラバージンオリーブオイルはたっぷり

 

hinatanoで扱っているオリーブオイルは、本来魚介類によくあうと言われているタジャスカ種のオリーブオイルです。しかし、トスカーナ州のオリーブオイルほどではありませんが、十分に味がしっかりしているので、同じように使って頂いても美味しくいただけます。実は都内のトスカーナ料理店でしばらく使って頂いていました。この味のしっかりさは有機栽培からかな。と私は思ったりします。

 


 

イタリア版お肉料理のトレビア。塩の順番

お料理の方法って、十人十色な事がありますよね。
私が向こうで働いている頃、色々な料理人の方によくした質問があります。
「お肉を焼くとき、塩を降ってから焼くか、焼いてから塩を振るか」です。

先に塩を振ると、塩に熱が入って塩味が美味しくなりますが肉汁が出てしまう。
後から塩を振れば、肉汁は出ないが塩に熱が入っていないので塩味が尖る。

どちらが良いか仕事仲間とよく話しました。両方正しくて好みの問題のようですが料理は奥が深いです。

 


 

お肉料理に最適なオリーブオイルの探し方

シンプルに考えて、強めの味のオリーブオイルは、このようなシンプルな肉料理とよくあいます。どれが強い味が分からなかったら、気になる商品名や生産者名などをGoogle検索してみてください。地図表示にしてみて山の中なら肉料理によくあうオリーブオイル。海の近くなら魚介類向け。大雑把なようですが結構あたります。オリーブオイルは、産地地域の食文化にとても密接な関係があります。

 


 

肉料理にオリーブオイル。使い方と探し方のまとめ

1.一番簡単なのは、焼いて塩味とオリーブオイルでいただく方法。この方法に一番近い料理法はトスカーナ州の料理になるので、トスカーナ州のオリーブオイルがお勧めです。

2.トスカーナ州のオリーブオイル以外でも、産地が山の中なら重めで肉料理にあうオリーブオイルの確立が高いです。

3.hinatanoのオリーブオイルは、魚介類によくあうタジャスカ種のオリーブオイルですが、トスカーナ料理っぽくも使えます。魚介類にも使えますのである意味お得(宣伝です。でも自信ありです。)

 

hinatano 加藤 昭広

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。