オリーブオイルの選び方 これまでの記事をまとめてみました。

オリーブオイルは、オリーブの実の生搾りジュース。ちゃんとしたものをちゃんと運んだら、油っぽくありません。

オリーブオイルは、オリーブの実の生搾りジュース。ちゃんとしたものをちゃんと運んだら、油っぽくありません。

健康のために、飲んでも美味しいオリーブオイルを探す方へのお手伝いとして
これまで何度か、オリーブオイルの選び方の記事を記させていただきました。

全く知識が無い方に、いわゆるオリーブオイルと言われているものには
エクストラバージンオリーブオイル、ピュアオリーブオイル、サンサオリーブオイル
これら3つのものがあることから、細かくご案内しました。


オリーブオイルの選び方 まずは簡単なところから


オリーブオイルの選び方 エクストラバージンオリーブオイル その1


オリーブオイルの選び方 エクストラバージンオリーブオイル その2


オリーブオイルの選び方、その3 美味しいオリーブオイルと賞味期限の関係

恐らく、このような細かい情報をお探しの方は、
偽物が横行していると言われている、オリーブオイルの中で

「どうすれば、体に良いと言われているオリーブオイルの本物を選びたい」
このような方だと思います。

上記記事の中で、要点だけ記させていただきます。
これらは最低限のことです。
見た目で判別できるものだけ記しました。

私も真贋見分けるのは、ティスティングしなければ分かりません。
ティスティングすれば、状態や原材料のオリーブの品種などが分かりますので
産地の食文化などの整合性などで、検証できます。

飲んでも良いオリーブオイルとは

1.エクストラバージンオリーブオイルであること
これ以外のピュアオリーブオイルなどは、油です。
エクストラバージンオリーブオイルは、オリーブの実を搾ったジュースです。

2.透明のボトルは避ける
未開封でもオリーブオイルの緑色の成分(クロロフェル)が、光合成によって分解され酸化します。

3.産地をよく見る
悲しいことに、イタリア語のラベルが貼られていて、いかにもイタリア産らしくみえるオリーブオイルの
日本語ラベルに原産地が書かれていない品を見つけたことがあります。
輸入品は、必ず原産国を表示しなければならないので、イタリア産ならそう書いてあるはずです。

4.適正な価格
原料が100%イタリア産の場合、売値で1リットル換算3,000円を下回れないと思います。
この価格以下だと、イタリアの生産者が生活できないのです。
ひょっとしたら、驚くようなコスト削減策があって、この価格を下回る場合があるかも知れませんが
搾ったままの美味しいオリーブオイルを手に入れたかったら、私は避けます。

5.味見して味を覚える
買ってから後の話ですが、ティスティングして、真贋を見分ける力をつけるのも大切です。
私のティスティング方法は、以下の記事にございます。

オリーブオイルのテイスティング方法のお話し

これらの条件に加えて、ちゃんと温度管理されていること
空調の付いていないコンテナで運んできたら、味が変わってしまいます。

これが最低条件だと思います。

市中で、明らかに怪しいオリーブオイルを見かけることがあります。
そういうとき、何とも言えない気持ちになります。

お手に取られたオリーブオイルが、
とても美味しいエクストラバージンオリーブオイルであることを祈って
ご参考になさっていただければ幸いです。

株式会社 il Bianco 加藤昭広

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。