秋と言えば”ポルチーニ”

今日は、オリーブオイル以外のお話しを。
イタリアも秋には美味しいものがたくさんあります。

トリュフやポルチーニのキノコ類
そのほか、たくさんありますが、今日は、ポルチーニについて

実は、ポルチーニには、トリュフと同じく初夏物もあります。
しかし、やっつぱり秋のものの方が美味しいと私は思います。

このポルチーニ茸ですが、、近年気候変化の影響でイタリア産は減ってきているようです。
イタリア国内で見られる大ぶりのもの、特に乾燥物に関しては東欧産の品が多く出回っています。

イタリア産のものは、乾物より高価で売れるので、フレッシュで売られることが多いようです。
それに鮮度が大事なので、地産地消が大事なのでしょう。

なぜ鮮度が大事かと言いますと
虫に食べられちゃうのです。
ちょっと古くなると、虫食いだらけになります。

そのような品は、天日で干すと虫が逃げ出すので、乾燥ポルチーニにします。

美味しいポルチーニの目安は、傘が開ききっていないもの

奥側に写っている品でしたら、そのままスライスしてサラダで食べられます。
写真の奥側に写っている品が、それになります。

このポルチーニ、住んでた所の近所のスーパーで買ったものです。
イタリアの収穫の秋は、生活感のある地元の人向けの市場やスーパーにあります。

彼らの食卓は、実に豊かです。

ポルチーニ料理の代表格リゾット。

リゾットについては、北イタリアの東側と西側で、考え方が違い、調理法も微妙に違います。
お米も数種類あり、レパートリーが豊かです。お米の種類ですが、日本の「銘柄の違いからくる味わいの違い」なんてものよりも差が大きくて、お米の大きさから違います。

お米の話だけで、ブログ2.3本書けそうです(笑)

ヒナタノ加藤昭広

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。