お客様とお話しすると「本当に空輸とか冷蔵コンテナが必要なの?」と聞かれることがあります。
はい、実は、そこは開業時にずっと悩んでいたところなのです。
なにしろ、空輸の場合、冷蔵装置の付いていない船便コンテナの50倍運賃がかかりますから
でも生産者が作った通りの味で、お客様に美味しく召し上がっていただくには、必要な事だと思います。
私の取引先は、1社を除いて、付き合いが8年くらいになりますので何度か訪問しています。
長い付き合いになってきておりますので、友人のように接してくれています。
訪問すると、一緒に山や畑を歩いて、色々な話をします。家族のことや仕事のことなどなど
それと、みんなが働いているところも目にします。
結構大変なのですよ、生産者の人達の仕事
でも、そこはイタリア人ですから、みんな楽しんで仕事していますけどね。
彼らの想いはいつも同じでシンプル。
「自慢の美味しいものを食べてもらいたい」
顔見知りのアンチョビを作っているおじさんに
「美味い物つくるから、よろしくね」なんて言われると。
はい、私は、お客様へお送りするのを託されちゃってます。
オリーブオイルなどは、飲まなければ違いは分からないと思います。
飲んでも、私のように沢山飲まないと違いが分からないかも知れませんけど、完璧な形でお届けしたいわけです。
託されちゃってますから(笑)
昨年、円安の影響で仕方なく、初めて約15℃温度管理された船便を(リーファーコンテナと言います)生産者の人達と相談しながら使用しました。
耐性の強いオリーブオイルや瓶詰め後に低温下熱処理した瓶詰めです。お任せする運送会社も、安心してお任せできるところを、かなり探しました。
でも、デリケートな、タジャスカ種オリーブの以下の2品だけは、空輸を続けています。
フラントイオ・ヴェンチュリーノの「ヴァッリ・デッラ・タジャスカ」
フラントイオ・ビアンコの「BIOLOGICA」
これら含めて、飲める品質でお送りします。
慣れないと辛いかも知れませんが、その辛みは新鮮な証拠。ポリフェノールです。
株式会社 il Bianco 加藤