美味しいオリーブオイルとの出会い

私がイタリアに住み始めたのは1999年
今のようにインターネット環境が整っていませんので、情報基は本になりました。主に使用したのはミシュランです。イタリアのミシュランは、日本のそれと違い分厚く情報が満載です。本という媒体は、「偶然の出会い」があるので今でも愛用しております。この本達頼りに200軒くらいは飲食店を巡ったと思います。

分厚いイタリアのミシュラン。白い背表紙のFLOS OLEIと挟まれているのは1957年創刊時のものらしいです。

分厚いイタリアのミシュラン。白い背表紙のFLOS OLEIと挟まれているのは1957年創刊時のものらしいです。

私が良く行くのは、星付きでは無く、フォークマークの1~2本のお店。「地元の人が利用していて、ちょっとだけレベルの高い店」そんな感じです。Reteが書いてあります。

私が良く行くのは、星付きでは無く、フォークマークの1~2本のお店。「地元の人が利用していて、ちょっとだけレベルの高い店」そんな感じです。Reteが書いてあります。

写真を見てたら懐かしくなりました。ここへは、4,5回行っていると思います。

写真を見てたら懐かしくなりました。ここへは、4,5回行っていると思います。

このレストラン、ペスカーラという町にあります。La Reteは、コロンナ農園に行く時には必ず立ち寄ります。フィレンツェから車で行くとちょうど夕方に着くので中継地としていました。ここの名物は、魚介料理です。Antipasto della casa(前菜の盛り合わせ)を頼むと一口サイズの小皿が、10品以上出てきます。魚介のマリネは、日本の寿司屋のように新鮮でかつ、絶妙な塩梅。

素朴だけど、すこしだけ洒落てて、すこぶる美味しい。こういう一皿が良いと思うんです。

素朴だけど、すこしだけ洒落てて、すこぶる美味しい。こういう一皿が良いと思うんです。

写真の魚介のキターラ(手打ちパスタ)は、サフランの香り豊かな品で、お願いすると追加でサフランをお皿の上でほぐして振りかけてくれます。コストパフォーマンスも良く、前菜から、パスタ、魚介のメイン、グラッパとワインをボトルで頼んでも50~70ユーロだった記憶があります。

特に、エクストラバージンオリーブオイルで揚げた魚介類のフリットは、絶品。ほかの料理にも使用されているオリーブオイルは、ものすごく美味しい品でした。私が気になっているジェンティーレ種のオリーブオイルなのですが、価格は少々高め。まだ仕入れに踏ん切りがついておりません。しかし、まずは農園を訪れなければ。

こういう出会いをした品が、私の取り扱っている品のほとんどです。

株式会社 il Bianco 加藤

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。