オリーブオイルをあかちゃんへミルクに混ぜてあげる方法についてご案内します。

オリーブオイル

なぜオリーブオイルが何故あかちゃんにいいのか?

エキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイル)は、オリーブの実の生搾りジュース。
オレイン酸が主成分で必須脂肪酸が母乳に近いし便秘の予防になるなど、あかちゃんに良いことがたくさんあります。実はイタリアではローマ時代から赤ちゃん用の補助食品としてオリーブオイルを使用していました。

私の世帯は共働きですので育児も折半。私も赤ん坊二人にミルクも良く与えていました。
その時の経験も含めてご案内させていただきます。

 


 

オリーブオイルをミルクに混ぜてあかちゃんに

イタリアでは、離乳食が始まった頃に、ティースプーンに1,2杯直接与えるみたいですが、体質に違いがあるかも知れませんので、良く言われている粉ミルクに混ぜるか離乳食に混ぜる方法がよろしいのでは無いでしょうか

それに粉ミルクにオリーブオイルを混ぜるメリットもあります。粉ミルクに不足しているオレイン酸など必須脂肪酸をオリーブオイルから取り入れて母乳の成分に近くすることができます。

鮮度の良い良質なエキストラバージンオリーブオイルはサラサラ

与え始めるタイミングについては、お医者さんに相談された方が良いと思います。
個人的な経験と感想ですが胃腸がそれなりにしっかりしてきた離乳食を始めるあたりかなと思います。離乳食への混ぜ方は、以前ご紹介したこちらの記事をご参照ください。

与える量は、ティースプーン半分程度から少しずつ増やしていくのが良いと思います。もし好みの味で無かった場合、哺乳瓶からミルクを飲む事自体を嫌がるようになったら大変ですからね。

オリーブオイルをミルクに加えるタイミングは、人肌になる直前に加えて良く振って混ぜるのが良いと思います。オリーブオイルの成分が高温で変化してしまうのを防げます。

 


 

私は離乳食に混ぜてオリーブオイルを与えていました。

私の場合はもっと雑に与えていました(笑)
”エキストラバージンオリーブオイルが赤ん坊に良い”ということはイタリアのオリーブオイル生産者から聞いていましたので、与えようと思っていましたが、ミルクに混ぜると後から哺乳瓶類の洗浄が面倒だったので離乳食に入れていました。(笑)

離乳食にエクストラバージンオリーブオイル

何回分かまとめておかゆを炊いたときに、仕上げのエキストラバージンオリーブオイルを一回し二回し。リゾットの仕上げ気分でやっておりました。二人とも特にお腹を壊すこと無く、オリーブオイル入り離乳食をよく食べておりました。

 


 

あかちゃんに与えるオリーブオイルの選び方

いくつかポイントを考えてみました。

1.辛み苦みが少ない品
あかちゃんは、辛み苦みに敏感ですよね。辛み苦みはポリフェノール由来です。暖かいものにかければかなり飛んでしまいますが、念のためできるだけマイルドな品が良いと思います。マイルドなオリーブオイルは、魚介類が食文化の中心の海に近い生産者の品に多く見られます。

2.できれば有機栽培オーガニックのオリーブオイル
実はオリーブオイルの輸入に関しては、残留農薬の検査を行いません。EUの農薬基準は十分厳しいのですが念のため

3.可能な限り鮮度の良いもの
オリーブオイルは生鮮食品のように傷みやすいものです。
できるだけ鮮度の良いものを専門店などで相談して買われるのをお勧めします。特に透明ボトルのオリーブオイルは絶対避けてください。未開封でも光合成で中のオイルが酸化している事があります。

 

オリーブオイルが劣化する条件と内容をご案内した記事です。ご参考になれば幸いです。
オリーブオイルが熱によって劣化する内容をご説明します。遊離脂肪酸編
オリーブオイルが熱によって劣化する内容をご説明します。ピロフェオフィチンa編
光がエキストラバージンオリーブオイルをどのように劣化させるかご説明します。

ちなみに私が与えていたのは、hinatanoのオリーブオイル(自分の品)です。200年有機栽培しかしていないマイルドタイプのオリーブオイルを空輸したものです。宣伝みたいですみません。。

 


 

オリーブオイルをあかちゃんへの与え方(ミルクに混ぜる)のまとめ

1.粉ミルクにオリーブオイルを混ぜると母乳の成分に近くなる

2.与えるオリーブオイルは、赤ん坊が嫌う味の辛み苦みが少ないもの。そして鮮度の良い品を。

3. できればオーガニックのオリーブオイルをあげてください

 

ご参考になれば幸いです。hinatano 加藤 昭広

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。