オリーブオイルの健康情報の嘘や誤解について

オリーブオイルの健康に対する嘘の情報

健康への効果や効能については調べる方は、何らかの事情で真剣に情報を探していると思います。

やっとたどり着いた健康情報がオリーブオイルだった。でも、その情報には誤解や嘘が混じっていた。こんな事にならないように、私が知っている事をご案内します。

 

オリーブオイルの健康への嘘情報、中性脂肪について

嘘というのは言い過ぎかも知れないのですが、「あれ?」という記述は、時々見かけます。

例えば、エキストラバージンオリーブオイルの健康情報の嘘(誤報)のひとつとして、中性脂肪を減らすという効能を書いてあるものを目にすることがあります。でも、中性脂肪を減らす効能があると言われている物質のα―リノレン酸は、エキストラバージンオリーブオイルに含まれるのは僅か1%未満です。

その僅かな量では、エキストラバージンオリーブオイルの健康への効能として、中性脂肪に効果があるか疑問では無いですか?

恐らく書かれた方は嘘をつくつもりは無くて、中性脂肪と悪玉コレステロール(LDL)の関係を誤解されたのだと思います。コレステロールの話は、ややこしいのです。

分かりにくいコレステロールとエキストラバージンオリーブオイルとの関係を知るために、いろいろな本や記事を読んで、調べています。

その中で、エキストラバージンオリーブオイルの健康への効能として、よく言われているのは、善玉コレステロール(HDL)を減らさずに悪玉コレステロール(LDL)だけを減らすというものです。

そして、善玉コレステロール(HDL)は、悪玉コレステロール(LDL)を、血管内に留まらないように運ぶのが役目。中性脂肪は、善玉コレステロールを減らす(邪魔をする)ので、結果的に中性脂肪が多いと、悪玉コレステロールが増える構図らしいです。

でも、エキストラバージンオリーブオイルの健康へ効能で、悪玉コレステロールを減らしても、中性脂肪には何の効果も無いので減りません。

たとえ話にしてみます。
配役は、
・悪玉コレステロールを「荷物」
・善玉コレステロールを「荷物を運ぶ宅配便の人」
・中性脂肪を「荷物を宅配便の人の仕事の邪魔をする人」
・中性脂肪を減らすα―リノレン酸を「警察あるいは警備会社」
としましょう。

エキストラバージンオリーブオイルの効能が、荷物(悪玉コレステロール)を無くしても、宅配便の人(善玉コレステロール)と宅配便の仕事を邪魔する人(中性脂肪)が残ります。

宅配便の人(善玉コレステロール)は、宅配便の仕事を邪魔する人(中性脂肪)は、取り扱わないので運びません。※「宅配便は、人を運ばない」ことを例えにしています。

宅配便の仕事を邪魔する人(中性脂肪)は、業務妨害などの疑いで、警察あるいは警備会社(α―リノレン酸)が運びます(排除しようとします)。でもα―リノレン酸はエキストラバージンオリーブオイルに僅か1%未満しか含まれていませんので、排除しきれません。

オリーブオイルの健康情報は、少しの解釈の違いで嘘に

健康情報を検索されている方は、真剣だと思います。

私も自分が知っている事が正しいか、最新の情報はどうなっているかを、オリーブオイルの健康への効能を書くときに、色んな情報元から調べるのですが、初歩的な間違いをしている記事を時折見つけます。

例えば、ピュアオリーブオイルの方が、エキストラバージンオリーブオイルよりも健康に良いとかです。

嘘をつくつもりは無いでしょうが、明らかな間違い。なぜならピュアオリーブオイルには、精製過程で、エキストラバージンオリーブオイルに含まれていて、健康に良い効能があるポリフェノール類が取り除かれているからです。

 

オリーブオイルの健康への嘘情報、オリーブオイル全てが良いわけではない

もうひとつオリーブオイルの嘘(誤り)情報として、オリーブオイルの遊離脂肪酸度(酸価)があります。

エキストラバージンオリーブオイルの国際的な基準は酸度(酸価)0.8%以下です。日本のエキストラバージンオリーブオイルの基準は、酸度(酸価)2%以下という記事を目にしましたが、これは誤解を与えてしまうと思います。

正しくは、日本にはエキストラバージンオリーブオイルの法的な基準が無いだけです。あるのは食用オリーブ油の基準だけ、この食用オリーブ油の基準が、酸度2%以下です。オリーブオイルの瓶裏のラベルには、エキストラオリーブオイルもピュアオリーブオイルも全部「食用オリーブ油」と書かれています。

でも、色んなメディアで、健康効果を謳っているエキストラバージンオリーブオイルは、国際基準酸度の0.8%以下の品を基にしています。

有機栽培エキストラバージンオリーブオイル

この遊離脂肪酸というのは、何なのか?多いと何が困るのか?なのですが

遊離脂肪酸は、摂取すると体内でエネルギーになります。体内で消費して使い切れば問題無いのですが、使い切らないと中性脂肪になります。国際基準が0.8%未満、日本国内は2%未満大きな違いですよね。

それに、この遊離脂肪酸が多いと油っぽい味になるので、美味しくないんです。

このオリーブオイル内の遊離脂肪酸は、オリーブオイルが置かれた温度によって増えてしまいます。

元々は、国際基準酸度を満たした本物のエキストラバージンオリーブオイルだったけど、輸入などの物流過程で温度が上がってしまい遊離脂肪酸度が増えてしまった。でも、酸度は2%未満だし、日本にはエキストラバージンオリーブオイルの基準が無いので、エキストラバージンオリーブオイルとして売ることが出来ちゃうんです。

あんまり楽しいお話しでは無いですね。申し訳ありません。

オリーブオイルの品質について、詳しく書いた記事をご紹介します。よろしければ、ご覧になってみて下さい。

飲んでも良いオリーブオイルと駄目なオリーブオイル

 

まとめ オリーブオイルの健康情報の嘘や誤解

1.エキストラバージンオリーブオイルの健康への効能のひとつとして、善玉コレステロール(HDL)を減らさずに悪玉コレステロール(LDL)だけを減らすというものがありますが、時折見かける中性脂肪を減らすという効能は、私は疑問を感じます。なぜなら、中性脂肪を減らす効能があると言われているα―リノレン酸は、エキストラバージンオリーブオイルに1%未満しか含まれていません。

2.エキストラバージンオリーブオイルの基準の一つに遊離脂肪酸の酸度(酸価)0.8%未満というものがあります。ただ、この遊離脂肪酸はオリーブオイルが置かれた温度などで増えてしまいます。遊離脂肪酸は、体内で消費されないと中性脂肪になります。それに、遊離脂肪酸が多いと油っぽい味になってしまいます。

健康に良いと思って買ったオリーブオイルが、管理が悪い品だったので中性脂肪が増えてしまった。こんな事にならないように、本物のエキストラバージンオリーブオイルをぜひ。

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