オリーブオイルを個人で運ぶ方法をご紹介します

オリーブオイルは個人で輸入できる?

個人で食品輸入はできますが、もし、販売目的なら検疫所の食品届など、凄く多いプロセスが必要なので、この記事だけでは書ききれません。申し訳ありません。

今回は、イタリアから、ちょっと多めの10~20kgくらいの荷物を送る場合です。

旅行などでイタリアを訪れられた際に、美味しいオリーブオイルに出会った。

これ、日本に運びたいけどどうしたら良い?そんな時にご参考になれば幸いです。

 

個人でオリーブオイルを輸入する場合の物流

お店で日本まで送ってくれる場合もあります。最近、フィレンツェあたりでは日本の宅配会社の幟も見かけるくらいですからね。

ただ、運賃はとっても高価。オリーブオイル1本送るのに2000円くらいかかっちゃうと思います。

通関なども行ってもらえるので、便利と言えば便利なのですが、輸入に関わる税金は、運賃と商品代の合計にかかりますので、やはり割高です。

DHLやFedExなども、ほぼ同じ筈なので、私は少量を日本に送る場合は、郵便を使います。

個人輸入の混載便

私は、仕事用に輸入する際には航空便を使用しています。

商材が重たいので、多いときには2トン近くなるときもあります。

その量になると、圧倒的に船便の方が、運賃安いのですが、色んな理由で航空便を使用しています。

コンテナ1本で25トンまで運べます。ですので、2トンだと他の品物と混載になります。この混載をコーディネートしてくれる輸送会社さんは、たくさんあります。

でも、食品ですから温度管理したいのと、混載便は何と一緒に運ばれているか分からないんです。それに、港で荷役している人も、書類で中身の概要は分かるもの、詳しくは分かりません。沢山入っていますからね。

パレットなどに組んでまとめてあれば別ですが、少量だったらほかの品物と一緒にパレット積みされますので、上から重い荷物に押されて潰されてしまうこともあります。

私、帰国するときの家財道具を混載の船便で運んだら、箱がボロボロになってしまいました(笑)

オリーブオイルを個人輸入する良い方法

イタリアから郵便を使用する場合、EMSや書留など、色んな方法があります。

書留小包は、EMSに比べて運賃が安いのですが、時々盗難に遭ったりします。

食べ物って、盗まれやすいみたいなんです。送り状に食べ物って書くことになるので、中身が食べ物なのは、一目瞭然。

私も、送った荷物が行方不明になったことがあります。書留ですので伝票番号はあります。問い合わせたら、「大体この辺までは届いていたけど、詳しく分からない。」となりました。(苦笑)

EMSは、料金が高いのですが、もう少し詳しく配送状況が把握できるようです。

 

もし、温度管理が必要で無くて、頑丈な品物だったら、先ほどご紹介した船の混載便も輸送候補になりそうですが、通関に手間がかかったり、船が着いてから荷下ろしまで時間や費用を考えると、20kg位までなら、EMSの方がメリットあると思います。

まとめ オリーブオイルを個人で輸入するときの運び方

オリーブオイルなどを個人で輸入することはできます。ただし、販売目的の場合は、検疫所の食品届や税番の照会など多くの手続が必要です。

個人でオリーブオイルなどを運ぶ際、20kg位までなら、郵便局のEMSが輸送時間やコスト、盗難に遭いにくいなどから、最良の方法だと思います。

ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。