オリーブオイルの沈澱物について

オリーブオイルに沈殿しているおり。結論から申し上げますと、これは食べても(飲んでも)大丈夫です。

この濁り成分もオリーブなので、召し上がっても無害です。

詳しくご案内させていただきます。

 

EXVオリーブオイルは、オリーブの実を潰して搾っているだけです。
果肉や種が一緒に搾られるために、搾りたては濁っています。

搾りたての濁ったオリーブオイルを一定期間タンクで貯蔵すると、濁りの多くが沈殿します。

それら沈殿物を取り除いて瓶詰めします。
イタリアではグレッツォ(Grezzo)と呼ばれています。

このタイプのEXVオリーブオイルは濁りが瓶底に溜まりやすく、また、とても傷みやすいです。

ですので、
日本で売られているEXVオリーブオイルの多くは、さらにフィルターをかけられたものになっています。

フィルターされたEXVオリーブオイルは一見するとかなりクリアに見えますが、細かい濁りが残っていることがあります。

冬場など寒いときにオイルが凝固してしまったあと、濁りが瓶の底に溜まる場合があります。

この濁り成分もオリーブなので、召し上がっても無害です。

 

この沈殿物についてさらに詳しい記事はこちらへ
オリーブオイルの沈殿物についてご説明します

ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。