こんにちは、
イタリアで見つけた美味しいものをお届けしている「ヒナタノ」というお店の加藤と申します。
イタリアのレストランに勤めていた時、よく賄いで作っていた野菜のオムレツをご案内します。
賄いというのは、意外に難しいんです。
イタリアの場合は、例え、仕事仲間が作ったお料理でも、美味しくないと食べてくれません(苦笑)
このオムレツは評判が良かったですよ。
手順は極めて簡単
フランス料理のトロトロなオムレツより、遙かに簡単です。
まず、中に入れる具材を炒めます。
ジャガイモのスライス、粗みじんのタマネギ
それを潰したニンニクとオリーブオイルで、ゆっくりじっくり弱火で炒めます。
塩味を付けてジャガイモとタマネギに火が入れば終了
この時点で具材が美味しければOKです。
同じような手順で、ほうれん草を炒めて刻んで加えたり
スライスしたズッキーニを、ジャガイモと一緒に炒めて入れても美味しいです。
写真は、ジャガイモ、タマネギ、ズッキーニ入りです。
炒めた具材は粗熱を取ります。
フライパンにしばらく放置しておけば大丈夫です。
ボールに卵を割ります。
個数は、オムレツを焼くフライパンの大きさを目安に決めます。
具材と卵が一緒になっても入りきる量です。
最初はできるだけ小さいフライパンをオススメします。
その方が簡単です。
そして、そのフライパンより、大きな蓋がお手元にあることが大事です。
卵を割って溶いて中に粗熱を取った具材を加えて、その上から塩とチーズ
チーズの種類は、できれば摺り下ろしたパルメジャーノがあれば良いのですが、無ければなんでも結構です。
ゴルゴンゾーラを使った時は、もの凄く美味しかったですけど、日本では高価すぎですよね。
さて、焼きます。
フライパンの中にオリーブオイルを注ぎます。
この時のオリーブオイルの量は、フライパンの底全面に溜まるくらいです。
十分温めます。
エキストラバージンオリーブオイルは、190℃まで耐えられます。
油の温度が、熱い方がうまく出来ます。
雰囲気は、ちょうどチャーハンを作る時のような感じです。
熱い油に、一気に卵を流し込むと、フワッとした卵焼きが出来ます。
温度が低すぎると、オリーブオイルと卵が混ざってしまいます。
卵を流し込んだら、外側がすぐに固まります。
固まってきた外側を、内側に倒していきます。
その作業を繰り返します。
目的は、火が通りやすくするためです。
卵って焦げ易いですよね。
この内側に、火が通った卵を入れ込む作業をしないと、外側が焦げそうなのに内側が半生
この状態になっちゃうと、極めてひっくり返しにくいです。
内側に焼けた部分を倒し混む作業は、外側に焼き色が付く前で止めます。
やり過ぎると型崩れして、オムレツになりません。
蓋をして、弱火にしてじっくり火を通します。
このあと蓋を使って、ひっくり返すのですが、火の通り加減の目安は、蓋に載せてひっくり返しても卵が流れ出てこないくらいの通り加減です。
ひっくり返す自信が無ければ、蓋をしたまま可能な限り弱火にして火が通りまで待つ
これでも、大丈夫です。
ただ、その場合、多少焦げ色が付いてしまうことがあります。
さて、ひっくり返し
蓋をして蓋ごとフライパンをひっくり返します。
ひっくり返ったら、蓋に卵焼きが乗っかりますよね。
その蓋の卵焼きを、蓋の上を滑らせながらフライパンに入れます。
そうして焼き上げます。
これで、イタリア風オムレツ完成です。
美味しさの秘訣は、塩加減とオリーブオイル
オリーブオイルは、良いものを使うととっても美味しく出来上がります。
こういう加熱するお料理にも、鮮度の良いオリーブオイルとそうでないものでは、味が全然違いますよ。
この下は、オリーブオイルについて色々ご案内しております。
何かのお役に立てれば嬉しいです。
オリーブオイルについて、とっても詳しいお医者さんが書いた記事です。
「結局、オリーブオイルが最強の油である理由」
上の記事を書いた方が、オリーブオイルが血糖値によい影響を与えることを書いた記事です。
「オリーブオイルはやせる――糖質と一緒にとるだけで血糖値を抑えられる」
オリーブオイルの品質や鮮度について
鮮度が良くて、飲んでも美味しいオリーブオイルとは、どんなものかを書きました。
「飲んでも良いオリーブオイルと駄目なオリーブオイル」
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健康に良いオリーブオイルの成分ごとに整理した健康への効果