イタリアで、スモークサーモンは、贅沢品です。
肉料理中心のフィレンツェでも、スモークサーモンだけは、好きな人が多くいました。
ごちそうという事からか、クリスマスになると食材屋で、よく見かけるのですが、
食料品が安いイタリアにあって、価格は日本より高いくらいです。
さて、本日は、そのスモークサーモンを使ったレシピ。
パスタは、今回手打ちにしました。
私なりの麺の打ち方は、改めてご紹介しますので、ご参考にしてください。
このレシピを作る上で大事にしたのは、燻製のうま味を活かすのと、
スモークサーモンのプリプリ感を残すこと、
そし、味が単調にならないように、隠し味(というか薬味ですね)に
ドライトマトのEXVオリーブオイルを使用した事です。
(材料 2人前)
1.生フィットチーネ・・・・・・・・200g
(既製品なら160g ペンネ、スパゲッティ、リングイネ等、太めの麺がお勧めです)
2.スモークサーモン・・・・・・30~40g
3.ドライトマトのEXVオリーブオイル漬け・・・5~7g
4.玉ねぎ・・・・・小さい物を1/4個。できるだけ小さいみじん切り
5.オリーブオイル・・・・おおさじ1
6.白ワイン・・・・・少々
7.生クリーム・・・・・150cc 脂肪分35%のものを使用しました。
8.パルメジャーノ・・・・・おおさじ1
(つくりかた)
1.スモークサーモンは、5mm幅くらいの短冊にします。ドライトマトも小さく刻みます。
2.オリーブオイルをフライパンに入れて、弱火で火をつけます。
温まったところで、玉ねぎのみじん切りを加えます。
できるだけ短時間に火が入るように、玉ねぎのみじん切りは細かくします。
3.スモークサーモンの半分と、ドライトマトをフライパンに加え、さっと、炒めます。
白ワインを加え、スモークサーモンとドライトマトから、うま味を出して、
水分とアルコール分を飛ばしたら、弱火にして生クリームを加えます。
生クリームを扱う時は、出来るだけ小さな火にした方が、風味が良いです。
4.煮詰まってきて、「そろそろパスタにからめたら、美味しそうだな」と思える
くらいのところで、残りのスモークサーモンと、パルメジャーノを加え、
一煮立ちしたら火を止めます。
5.ゆで上げたパスタとフライパンの中でからめて、
粗挽き黒コショウを振ったら出来上がり。
生クリームが固くなって、上手く混ざらない時には、
生クリーム(定量外)を加えながら馴染ませます。
生クリームに、いかに熱を加えないかが、ポイントです。
煮詰めなければならないのですが、
できるだけ温度が上がらないように、ゆっくり、じっくりとです。
クリスマスのパーティーで、残ったスモークサーモンなどが、ありましたら
ぜひ、試してみてください
ヒナタノ加藤昭広