クリスマスメニューになりそうな、大皿煮込み料理です。
この料理、以前勤めていたフィレンツェのピッツエリアで、ランチメニューだったレシピに手を加えて作りました。
軟らかくトマトで煮込んだ牛肉を、ケッパーとオリーブの塩味が抜群のコンビネーションで演出してくれます。
そして、この肉料理の特徴は、味は濃いが、油っこくない事。
その秘密は、「白ワイン」なんです。
(材料 8人前)
牛肉・・・・約1kg。今回は、もも肉のかたまりを使用しました。
すね肉などの他の部位や、煮込み用の角切りでも美味しいですよ。
ニンニク・・・大きいものをひとかけ。
玉ねぎ・・・大きいものを1個
唐辛子・・・中くらいもの、ほぐして使います。
オリーブオイル・・・大さじ2
白ワイン・・・100cc
トマト缶・・・・総重量400gのもの2缶
月桂樹の葉・・・3枚
塩漬けケッパーの酢漬け(無ければ塩漬けがオススメです)・・・・大さじ3
タジャスカ・オリーブのEXVオリーブオイル漬け(種抜き)・・・・大さじ3
塩・・・・少々
こしょう・・・・少々
(つくりかた)
1.牛肉は、脂身を取り除きます。かたまりの場合は、3,4cmの厚みに切って、こしょうを振りかけておきます。
2.厚手の鍋に、オリーブオイルをひいて、ほぐした唐辛子と、包丁の背でつぶした後、スライスしたニンニクを加えて火を弱火でつけます。
3.ニンニクが色づいてきたら、火を強めて肉を加えます。
4.焼き色をつけて、肉のうま味をギュッと閉じこめた後に、みじん切りにした玉ねぎを加えます。
5.玉ねぎが、色づいてきたら、更に火を強めて白ワインを加えます。
アルコール分を飛ばして、30秒くらい煮込んだら、トマト缶を加えます。
6.塩を大さじ1くらい加えて、月桂樹の葉も入れてから、蓋をして煮込み始めます。
時折鍋の中をのぞいて、水分が無くなりそうでしたら、足し水をしながら弱火で4時間程度煮込みます。
7.肉が軟らかくなったら、ケッパーとオリーブを加えてから、5分くらい火を入れて、ケッパーとオリーブの中から、うま味と塩味を引き出したら出来上がり
この料理は、出来立ても美味しいですが、一晩置くと、お肉の中にソースのうま味が染み込むので、更に美味しくなります。
牛肉は、赤ワインで煮込む事が多いと思うのですが、今回はケッパーとオリーブとの相性を考えて、白ワインにしました。
お肉の煮込み料理の割には、比較的あっさり仕上がっています。白ワインといただいても大丈夫です。
以前勤めていたフィレンツェのピッツエリアでお出ししていたローストビーフも白ワインで煮込んでいました。
担当コックは東欧の人だったのですが、東欧では、よくある料理法らしいです。
クリスマスまで2週間ですね。
イタリア人の友人のお母さんに教えてもらった、ローストチキンをご紹介したいのですが残念ながら、大きいガスオーブンが無いので、断念。。。
また、パーティーメニューご紹介します!
ヒナタノ 加藤昭広