フランスではラタトゥイユ、イタリアでは、カポナータと呼ばれる野菜のトマト煮。初夏からナスが美味しくなる秋まで楽しめるお料理ですよね。
主菜にも副菜にもなる食卓の優等生。私は、作るとき写真のように大量に作ります。これでも一家四人で3食分くらいです。
つい、野菜嫌いの人達向けに少しアレンジしました。唐辛子を止めて、玉ねぎを多めに炒めて甘さを強くしたら、大当たりだったので、ご紹介させていただきます。
美味しくなるポイントは、
・ちょっと火の入れ方を変えて、野菜の味や食感を調整したり
・早くトマトの水分を飛ばすか
こんな感じだと思います。
調理時間
材料
(だいたい4から6人前)
ズッキーニ
中から大1本。
これを縦に2つに割って1cmの厚さに切るなす
中2個
これを縦に4つに割って2cm厚に切るパプリカ
中から小のものを赤と黄色1個ずつ。
これは1~1.5平方センチの大きさにたまねぎ
小2個 1/2個はみじん切り
残りは粗みじんホールトマト
1缶 内容総量400gのもの。
芯を抜いて手で軽くつぶしておくにんにく
1かけ
2つに割ってから、つぶして粗みじん唐辛子
小1個
オリーブオイル
おおさじ2から3
塩
適量
バジル
2,3枚
つくりかた
フライパンにニンニクと唐辛子を入れて、オリーブオイルを注ぎます
私は唐辛子をほぐしてしまいますが、辛いのが苦手でしたら、粒のまま入れて香りがついたら取り出します。もし、小さなお子さんがいらっしゃるなら、唐辛子無しにされてください。
火を弱火でつけて、にんにくがきつね色になってきたら、みじん切りの玉ねぎを入れます
この玉ねぎは、甘みを出すためのものと考えて、弱火でじっくり炒めます。15分程度経過したところで、色が飴色に変わってきたら残りの粗みじんの玉ねぎを加えます。
透明になりはじめたら、なすを加えます
そして、ここから中火。
なすがやわらかくなりはじめたら、パプリカ。そして最後にズッキーニを入れます。
入れる順番と、それぞれ炒める時間は、その野菜がどういう味になってほしいか、どういう食感になってほしいかで決めています。
私は、- たまねぎ 甘みとプリっとした食感
- なす しっとりとして濃厚な味わい
- パプリカ 甘み。できれば多少シャキッとした感じ
- ズッキーニ ほくほく感
といった感じに仕上がってほしいと思って作っています。
ここで塩を加えます
大事なことは、この時点で美味しい野菜炒めになっていることだと思います。これにトマトのうま味を加えて、さらに美味しくしようという足し算のような考え方です。
トマト缶を加えて、中火以上で一気に煮詰めます。
時間をかけすぎると、ズッキーニやパプリカが柔らかくなり過ぎちゃうんです。
水分が飛んだら、火を止めて、最後にバジルを粗みじんにして加えます
以上で調理時間は40分くらいだったのですが、火力やフライパンの材質等で所要時間は変わってくると思います。ご参考になれば嬉しいです。
ヒナタノ 店主 加藤 昭広