オリーブオイルとお塩の関係
サラダなどを作るときに、オリーブオイルとお塩、どちらを先にかけるか聞かれたことはありますか?
葉物野菜などのシャッキリ感を長持ちさせたいときは、先にオリーブオイルをかけてみてください。
葉物野菜がオリーブオイルでコーティングされて守られるので、シャッキリ感が長持ちします。
逆に、カプレーゼなど、トマトやモッツァレラチーズのエキスを先に出したいときは、お塩を先に振ってから、オリーブオイルをかけてみてください。
「ほんとう?」と思われるかも知れませんが、お塩を振るタイミングを変えると、出来が違いますよ。
パスタとお塩の関係、なぜ粗塩が良い?
パスタを作るとき、茹でるときに使うお塩と、仕上げに使うお塩を使い分けると美味しいですよ。
決して高価なお塩である必要は無くて、1kg400円から500円くらいの物で十分です。
使い分けないで、細かい塩で代用できてしまう気もしますが、細かい塩で茹でたパスタは、粗塩で茹でたパスタに比べて、味が尖るんです。
美味しいセミドライのお塩
色々なお塩がある中、これまで一番味が丸いなと思ったのは、シチリア産のセミドライのお塩です。
塩田で、いい塩梅になったところで、瓶詰め。
お塩というか、旨みさえ感じるお塩だったのですが、重量嵩むので輸入断念しました。
重い物を運ぶと、航空便は運賃が嵩んじゃうんです。
パスタを茹でるお湯にお塩を入れるのは、沸騰前?沸騰後?
あんまり拘られることも無いと思いますが、この沸騰前後、どちらで塩を加えるかで違いがあります。
沸騰前に塩を入れる:沸騰するまで時間がかかります。
沸騰後に塩を入れる:急に沸点が上がるので、吹きこぼれることがあります。
こんな感じですので、私は沸騰しそうだな、と思った瞬間に塩を入れるようにしています。
ちなみに、塩を入れるタイミングとパスタの美味しさに関係性は無いみたいです。
お肉を焼くとき塩は、焼く前?焼いた後?
このお肉とお塩の関係は、プロのお料理される方でも意見が分かれます。
先に塩を振ってからお肉を焼くと、お塩に熱が入るので美味しいんですか、肉汁が出やすいんです。
お肉を焼いてからお塩を振ると、肉汁はお肉の中に残りやすいのですが、焼く前にお塩を振ったお肉よりも味が尖る。。。
甲乙付け難いですよね。。。
さて、最後に、イタリアのお塩と日本のお塩の味が違うような気がするんです。
日本では、昔、北大路魯山人が「旨いは甘い」と言っていたくらい、旨さと甘さに密接な関係があると思うのですが、イタリアではお料理の味に甘みを求めないので、塩の味が強いと思うんですよね。
ぜひ比べてみて下さい。