お客様
いつもありがとうございます。
昨今の円安や物流コストの上昇によって、価格の維持が困難になってしまいました。
しかし、これ以上の値上げは、なんとしても避けたく方策を考えておりました。
そこで、一部商品に関して空輸から、ワインの輸入などにも使用される
船のリーファーコンテナを併用することといたしました。
庫内の温度は概ね15℃です。
今秋、その1便目が入港し、先日入荷いたしました。
創業以来、最高の状態の品をお届けしようと空輸に拘ってまいりました。
飛行機を使う一番の理由は、「温度管理が確実だから」です。
船便のリーファーコンテナを使用してこなかったのは、「温度管理が不確実」だったからです。
船会社は温度履歴を把握しておりますが、基本的に記録の開示はいたしておりません。
船上で冷蔵装置が故障した場合、船からの積み卸し時、など温度が上がる可能性がある中で
温度履歴を知ることが出来ないのでは、お客様に良い状態の品をお渡しできるか自信が無かったからです。
今回、リーファーを検討するにあたり、色々調べました。
船会社は、温度履歴を詳細には開示しませんが、設定温度より10℃以上上がるなど
異常があった場合、コンテナを使用している輸送会社に報告することが分かりました。
そこで、情報開示やコンテナの管理などに信頼できる運送会社を探し、
さらに味見用のサンプルとしてデリケートなオリーブオイルを1本入れておき、
そのオイルの状態を確認して、出荷することを条件にリーファーコンテナの使用を決めました。
※今回確認用に入れておいたサンプルです。
リーファーコンテナと航空便を併用している品については、
商品ページの輸送方法欄に「定温輸送」。
航空便のみの場合は、これまで通り「空輸」と
記させていただきますので、ご参照ください。
なにとぞ、ご理解ご容赦賜れますよう、よろしくお願い申し上げます。
平成26年10月8日(水)
株式会社 il Bianco 加藤 昭広