2014年産のマリナコロンナ社のDOPモリーゼとフラントイオ・ビアンコ社のBiologicaが入荷しました。
昨年イタリアのオリーブは、異常気象の影響でオリーブが大変な不作になっております。
乾季に雨が多く降ってしまい、木がダメージを受けたり害虫被害にあっています。
地域によって差がありますが、酷いところは例年の半分以下の収穫量らしいです。
そのような状況ですので、出来具合が心配でした。
一番気になっていた味ですが、
DOPモリーゼ(マリナコロンナ社)
例年通りの出来、香り味とも良い状態でした。美味しいです。
ただ、キャップの形状が変わってしまいました。
球体から、球体の上の一部が平になっております。
はて、余分にコストがかかると思うのですが、理由を聞いてみます。
Biologica(有機栽培の品)。(フラントイオ・ビアンコ社)
若干苦みがあります。
本来、このオリーブオイルに使用するタジャスカ種は、
完熟してから収穫するためにこのような味はしないのですが、
恐らく、不作により実が足りないので
少し若い実も搾っているのではないかと想像しております。
この苦みはポリフェノールです。
体に良いとされている成分ですし、
時間経過と共に減少して苦みは弱くなるはずです。
いちばん心配していた、悪い実の風味は全くありませんでした。
厳しい状況の中、しっかり作ってきてくれました。
来週には、バルブッシャ社の新物も入荷の予定です。