酸化した臭いのするオリーブオイルは諦めるべき?
年末の大掃除でみつけた使いかけのエキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイル)
恐る恐る栓を開けたら、酸化した臭いが、、、良くある話だと思います。
大丈夫です。状況次第ですが、そのオリーブオイルは召し上がれます。
詳しくご案内いたします。
酸化した臭いのするオリーブオイル、臭いの出所次第では食べられます
オリーブオイルの栓を開けて、酸化した臭いがしたらガッカリされると思います。
でも大丈夫です。そもそもオリーブオイルは、酸素に強いオレイン酸が主成分ですので、オリーブオイルのボトルに栓さえしておけば、滅多なことではオリーブオイルは酸素で酸化しません。
酸化した臭いの出所を確認してみましょう。
オリーブオイルのボトルの蓋や、注ぎ口から酸化した臭いがしていませんか?
そのあたりに付着したオリーブオイルが、酸化した臭いを出すことがよくあります。
蓋や注ぎ口をペーパータオルなどで拭き取ってみてください。
オリーブオイルの注ぎ口が外れるようでしたら、外して瓶の内側も拭き取ってみてください。
そうすると、ほとんどの場合はオリーブオイルが酸化した臭いは無くなると思います。
栓さえしておけば、開封後半年くらいでは酸素で酸化はしないオリーブオイル
私のところには、開封後長期間置いてあるオリーブオイルがたくさんあります。
フレーバー付きオイルなどを含めると、20数種類ほどです。
時々味見をして、開封後どのような状態になるかをチェックするのが目的なのですが、長いものでは開封から半年以上経ったオリーブオイルもあります。それでも、今まで酸化したことはありません。あるとすれば油っぽい味になってしまうくらいです。
酸素には強いオリーブオイル、光で劣化した臭いは強烈です。
酸素には強いオリーブオイルです。酸化した臭いがしてもほとんどの場合食べられます。
それでも、これは酸素からの酸化の場合です。透明なボトルのオリーブオイルなどが、光による光合成で酸化した場合は、ヒドロペルオキシドという聞いただけでも恐ろしげな過酸化物質が出て強烈な臭いがします。
オリーブオイルの保管には遮光を気にされてください。
まとめ 酸化した臭いのするオリーブオイルの対処法
開封後時間が経って酸化した臭いがするオリーブオイルの酸化臭は、ほとんどの場合、瓶の口などに付着したオリーブオイルが酸化して臭いを発しています。
きれいに拭き取れば酸化臭は無くなるはずですし、オリーブオイルも召し上がれます。もし拭き取っても酸化臭が無くならない場合は、オリーブオイルの上の方だけコップなどに注いでみてください。瓶の下の方のオリーブオイルは酸化していないと思います。
それくらいオリーブオイルは酸素に強いです。