飲んで美味しいオリーブオイルは、どんなものかご説明します。

 


 

飲んでも美味しいオリーブオイルとは

本物のエクストラバージンオリーブオイルは、”オリーブの実の生搾りジュース”。飲んでも美味しいです。それも鮮度が良ければ、すごくフルーティーで美味!です。

でも、問題は、どうやってそれを手に入れるか?ですよね。その方法をオリーブオイルの輸入業者の視点でご案内します。ご参考になれば嬉しいです。

オリーブオイル

 


 

飲んでも美味しい、鮮度が良い本物のエクストラバージンオリーブオイル

私なら、こんなイタリア産のオリーブオイルは、美味しいとは思えないので、飲むオリーブオイルとして買いません。

1.1リットルあたり3,000円を下回るエクストラバージンオリーブオイル。
※この価格を下回ると、イタリアのオリーブオイル生産者は生活できません。怪しいので止めておきます。

2.透明ボトルに入ってる品。
※透明ボトルは、開封前でも光で酸化してしまうのです。酸化したオリーブオイルは飲みたくないので止めておきます。

 

買うのだったら、こんな買い方や品を選びます。

1.価格は250mlで1,300円以上

2.実が完熟してから搾るマイルドなタイプのオリーブオイル

3.味の相談が出来る専門店か、相談できる販売員のいるお店

 

1と2の条件で、3から購入する。こんな感じです。ただ、完熟タイプのオリーブオイルは、抗酸化物質のポリフェノールが少ないのでデリケート。光と同じくらい温度管理も重要です。相談できる人がいるお店だったら、どういう経路で輸入されてきたか安心のために聞いてみてください。

飲める鮮度のオリーブオイル

 


 

時折見かける金色の包装紙で巻かれたオリーブオイル

実は、金色や銀色の包装紙は、単なる飾りです。包装紙の下は遮光ボトルなので本当は巻かなくても大丈夫なのです。この飾り付けはリグーリア州というフランス国境の近くの海沿いにある州だけで見られます。

 


 

本物でも、飲んだら美味しくないオリーブオイルとは、

オリーブオイルは、オリーブの実の収穫時期で味が変わります。

早摘みだと辛かったり苦かったりします。この辛み苦みはポリフェノールなので、体には良いと思うのですが、あんまりキツイのは何かの修行みたくなってしまって続けられないですよね。

辛かったり苦かったりするオリーブオイルは、内陸部の肉食中心の地域のオリーブオイルの場合が多いので、お店の方に産地を聞いてみてください。

 


 

飲んで美味しいオリーブオイルについてのまとめ

イタリア産なら250mlで1,300円以上の品を、味の相談ができる人がいるか専門店での購入がお勧めです。

完熟タイプのオリーブオイルは、フルーティーですごく美味しいです。辛み苦みがお好きな方以外は、このタイプをおすすめします。ただ、フルーティーなオリーブオイルはデリケートなので温度管理も大事です。ですから、ちゃんと相談できるお店で買うことが大事です。

温度などに対してのうんちく過去記事は、以下をご参照ください

オリーブオイルが熱によって劣化する内容をご説明します。ピロフェオフィチンa編

オリーブオイルが熱によって劣化する内容をご説明します。遊離脂肪酸編

 

最後に、hinatanoの商品もチラリと見ていただけると嬉しいです。

hinatano 加藤 昭広

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。