オリーブオイルを使って冷製パスタを美味しく作る方法をご案内します

オリーブオイルを使った簡単な料理「冷製パスタ」を美味しくするには

暑い夏に冷製パスタ。最高です(笑)
でも、作ってみたけど、いまひとつ味が足りない。なんだか味がぼやけている。
そんな時のご参考になれば嬉しいです。

味の決め手は、塩の種類と加減、そしてオリーブオイル

冷製パスタを作ってみたけど”なんだか薄味だった””後から塩を足してみたら塩っ辛くて美味しくなかった。”
こんなご経験はありませんか?

美味しいパスタは、塩の種類、塩加減、ゆで加減、そしてオリーブオイル。これさえ抑えれば、あとは何とかなると思います。

冷製パスタで”味が足り無いパスタ”になってしまう理由は、茹でる時の塩加減が薄いか、冷ますときに流水で塩を落としすぎたのが原因だと思います。

そして、塩味が足りないからと足した塩味は尖っちゃうんです。
パスタの塩味は、茹でている鍋の中で加熱された塩が、デンプン質と混ざり美味しくなっているので、茹で上がってから塩を加えても美味しく無いんです。

まずは塩
パスタを茹でる時には粗塩が美味しいですよ。決して高価なもので無くても、通販で1kg500円くらいのもので、普通のお塩より美味しく出来ます。

塩加減は、後から水で冷やして塩分が落ちてしまうことを計算して、かなり高めにします。よくパスタを茹でるときは、お湯に対して1%の塩加減と言われていますが、私は。2%(1リットルに対して20g)の塩加減で茹でます。

塩辛すぎるのが心配でしたら大丈夫です。冷水にさらすときに洗ってしまえば、塩辛さを調整出来ます。簡単でしょ笑

次はゆで加減
これはお使いのパスタによってだいぶ差が出てきます。私はペンネなどショートパスタを使うときは、10分が標準茹で時間だったら、15分くらいまで茹でます。

最初は長過ぎるくらいに茹でて、茹で時間を段々短くしたり、楽しみながら色々お試し下さい。

決め手はエクストラバージンオリーブオイル
茹で上がって、冷水で冷やします。水道の流水で素麺や蕎麦うどんのように冷やすと、パスタ表面の美味しい塩分がそげ落ちてしまうので、ボールに氷水を用意しておくのが良いですよ。

この時、塩加減が強すぎたら冷水で洗って調整します。

そして仕上げは、オリーブの実の生搾りジュース「鮮度の良いエクストラバージンオリーブオイル」
鮮度が良ければ、かければかけるほど美味しくなりますよ。
少々言い過ぎのように聞こえるかも知れませんが、本当ですよ。

実はイタリアでは、ロングパスタは少数派

イタリアでは、ロングパスタは少数派で、レストランのメニューでは、概ね2割程度の比率でしかありません。7割はペンネなどのショートパスタ。残りの1割は手打ちパスタです。意外ですよね。

冷製パスタは、イタリア人のシェフが日本で麺類(確か日本蕎麦)を食べたときに思いついたと聞いたことがあります。
でも、私が住んでいた頃は、ほぼ目にしませんでした。食に関してはイタリアの人は保守的なんです。

簡単で美味しい冷製パスタ。サラダのように仕立てて野菜も美味しく

先にサラダを作っておいて、後からパスタを加えれば美味しい冷製パスタのできあがりです。
鮮度の良いオリーブオイルをたっぷりかけてお召し上がりください。最後にレモンを搾ったりしても美味しいですよ。

「冷製パスタ」を美味しく作るコツのまとめ

1.使う塩は粗塩、塩加減はかなり濃いめにして、濃すぎたら冷水で冷やすときに洗って調整できます。

2.茹で時間は、かなり長めに。私は標準茹で時間が10分なら15分茹でています。

3.鮮度の良いエクストラバージンオリーブオイルで仕上げてください。予め野菜サラダを用意しておいて、パスタを加えればサラダ仕立て。最後にレモンを一絞り。

とっても美味しいですよ。ぜひお試しください。

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。