おいしいジェノベーゼの見分け方をご案内します

低温加熱ジェノベーゼペースト

おいしいジェノベーゼとは

ジェノベーゼはお好きですか?パスタにするとおいしいですよね。
おいしいと思って瓶詰めのジェノベーゼのペーストを買ってみたらおいしくない。
味が薄い。こんな経験はありませんか。それには理由があります。

おいしいジェノベーゼペーストを探すポイントをご紹介します。

おいしいジェノベーゼを見分けるポイント

おいしいはずのジェノベーゼのペーストですが、実は色々なレパートリーがありおいしくないジェノベーゼペーストもあります。原材料のバジルも産地によって味も香りも違うのですが、なによりおいしいジェノベーゼペーストの決め手になるのはオリーブオイルとチーズです。ジェノベーゼのペーストの一般的なレシピにはチーズは必須ですが、チーズ抜きのジェノベーゼのペーストも売られています。”チーズは、お好きなものをご自分で加えて、おいしいジェノベーゼに仕上げてください”というのがジェノベーゼペーストの生産者側の意図です。

でも日本でイタリア産のチーズをおいしくなるまで加えたら、結構お高いジェノベーゼのペーストになってしまいますよね。ですから、ジェノベーゼのペーストを買うときには、原材料を確認してチーズ入りかを確かめるのをお勧めします。

ジェノベーゼペーストシンプルパスタ

おいしいジェノベーゼに熱は大敵

ジェノベーゼのおいしさは、味と同時に香りの良さもありますよねバジルのなんとも癒やされる芳香な香り、書いている私も思い出すと楽しくなります。

さて、香りは熱に弱いのを聞かれた事はありますか?いわゆる「熱で香りが飛んでしまう」というものです。ですので、ジェノベーゼをおいしく仕上げるポイントは、可能な限り熱を加えないことになります。”パスタを茹でて、フライパンで炒めながらジェノベーゼペーストを加える”一見ありがちな調理方法ですがおいしいジェノベーゼのパスタには厳しい作り方だと思います。実は、ジェノベーゼのパスタの主材料バジルは、熱が加わると雑味も出てしまうからです

おいしいジェノベーゼは色も大切

熱を加えないのがおいしいジェノベーゼなら、熱を加えないで瓶詰めにすれば良いと思われるかも知れませんが、ジェノベーゼの主原料のバジルは、熱以外にもバクテリアに弱いのです。ご自分でジェノベーゼのペーストを作られた方で、すぐ黴びてしまった経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そのため、ジェノベーゼのペーストの瓶詰めを作るときには、瓶詰め後の加熱を強めにするジェノベーゼの生産者もいます。そういう人のジェノベーゼペーストの特徴は、中身のペーストの色が濃く、黒っぽいです。熱でバジルが変色しているからです。先ほど、ご案内したとおり、熱を加えたジェノベーゼペーストは、香りが飛んで雑味が出てしまいます。

でも、最近瓶詰めの技術は進んでいて、低温加熱でゆっくり処理したジェノベーゼペーストは、色も鮮やかで香りも味もバッチリです。バジルの色そのものの、明るい緑色のジェノベーゼペーストを探せば良いわけですが、輸入物でそれは中々見つからないと思います。なぜなら、ジェノベーゼペーストもオリーブオイルの輸入と同じように高温になる環境で輸入されているものが多いからです。ですから、私はジェノベーゼペーストの輸入に飛行機だけ使っております。

味と香りが良いジェノベーゼペーストはタコなど魚介類に付けただけでおいしい

ジェノベーゼペーストと熱との関係は、こちらにも書かせていただいております。商品ページで申し訳ありませんが、このページの方が読みやすいと思います。最後の方に熱とジェノベーゼペーストの関係について書かせていただいております。

hinatanoのジェノベーゼペーストのご案内

まとめ おいしいジェノベーゼの見分け方

1.味がしない、薄いジェノベーゼペーストは、チーズが入っていない場合があります。瓶詰めを買われるときは原材料表で確認することをお勧めします。

2.ジェノベーゼの味や香りは熱に対して弱いです。ジェノベーゼのペーストを買われるときには出来るだけ緑鮮やかなジェノベーゼのペーストをお勧めします。

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。