オリーブオイルの種類と使い方をシンプルにご案内します

オリーブオイルの種類別の使い方

オリーブオイルの種類はすごく多いですよね。
それぞれに適した使い方とオリーブオイルの種類ごとの特徴を簡単にご説明します。

加えて、お料理の種類ごとにエキストラバージンオリーブオイルを使い分ける方法もご案内します。

 

オリーブオイルの種類は大まかには2つだけ、それぞれの使い方

色々種類が多いオリーブオイルですが、一般的に売られているオリーブオイルの種類は、簡単に二つに分けることができます。オリーブの実を搾っただけのエキストラバージンオリーブオイル、それ以外の種類のオリーブオイルです。

最初に、エキストラバージンオリーブオイルでは無い方のオリーブオイルで、ピュアオリーブオイルの使い方について。

この種類のオリーブオイルは、エキストラバージンオリーブオイルになれなかった品質のオリーブオイルを精製しています。ですから生で使うのには適していません。なぜなら精製過程でポリフェノールなどの貴重な成分が、全部取り除かれているので、生で使ってもオリーブオイルの美味しさがありません。

ただ精製されているため、酸化の原因になる種類の物質、葉緑素などが取り除かれていますので、酸化しにくい特性があります。そのため使い方としては、揚げ物油などで繰り返し使うのに適しています。

 

よくエキストラバージンオリーブオイルに種類分けされるオリーブオイルは、使い方として、熱を加えるお料理には使えないと言われる場合がありますが、エキストラバージンオリーブオイルも190℃くらいまで耐えられるので、揚げ物油としても使えます。ただし酸化する可能性の物質、葉緑素など数種類含まれていますので繰り返して使うのには適していません。

 

ピュアオリーブオイルと言っても実は複数の種類があります。

日本でピュアオリーブオイルと言われているものは、イタリアではOlio di oliva「オリーブの油」と種類分けされます。

酸度などがエキストラバージンオリーブオイルの基準を満たせていないが、食用に出来るオリーブオイルの総称ですが、酸度が僅かにエキストラバージンオリーブオイルの基準を越えている程度の場合は、精製しないで使用している事があります。

このようなオリーブオイルは、エキストラバージンオリーブオイルと遜色ない味わいですし、使い方もエキストラバージンオリーブオイルと同じような感じで使えます。

日本で売られているピュアオリーブオイルは、複数種類のオリーブオイルが入っていると思うのですが、レシピは会社ごとに違うらしく内容はボトルを見ただけでは分かりません。

エキストラバージンオリーブオイルの料理素材の種類ごとの使い方

さて、エキストラバージンオリーブオイルも膨大な種類があります。これを料理の食材の種類にあわせて使い分けるのは大変。と思われるかも知れませんが、使い方の考え方をシンプルに切り替えると意外に簡単です。

オリーブオイルの味は、そのオリーブオイルの産地地域の食文化にあうようにできています。

例えば海の近くのオリーブオイルなら、魚介料理にあうようにマイルドな味わいに仕上げたり、山の中のオリーブオイルなら、猪料理の臭み消しになるような強い味のオリーブオイルというような感じです。

手に取られたオリーブオイルの産地を調べる方法は、品名をGoogle検索してみると出てきます。

関連記事:オリーブオイルの選び方、味見ができない通販での買い方

 

まとめ オリーブオイルの種類と使い方について

一般的に売られているオリーブオイルは大きく2種類に分類できます。
エキストラバージンオリーブオイル、それ以外のオリーブオイルです。

エキストラバージンオリーブオイルはオリーブの実の生搾りジュース。熱を加えるお料理にも使えますが、そのまま生使いが美味しいと思います。

”それ以外のオリーブオイル”のうち、代表的なのがピュアオリーブオイルです。ピュアオリーブオイルは、精製過程でポリフェノールなどが取り除かれているので、味や香りが極めて少ないです。ですから生使いしても美味しくないと思います。

でも、精製過程で酸化しやすい物質が取り除かれていますので、揚げ物油にして繰り返し使うような使い方には最適です。

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。