オリーブオイル飲むと何が健康にいいのか
エキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイル)を健康やダイエットのために飲むという方法があります。
でも、健康に良いとは言え、わざわざオリーブオイルを飲まなくても食事に取り入れるだけでは駄目なのか。
オリーブオイルを飲まなければ得られない健康に良いこととは何かをご案内します。
飲むから得られる オリーブオイルの健康に良いこと
飲むから得られるオリーブオイルの健康に良い成分は、オレイン酸などの成分とポリフェノール類。
オリーブオイルを飲むことによってこれらを一度に摂ることができます。この脂肪酸のバランスは、母乳に近く非常に健康に良いです。オリーブオイルを飲むということは、これら健康に良いオリーブオイルの成分を無調整で飲むと言うことです。
熱が加わるお料理に使うと、若干ですけど健康に良いオリーブオイルの成分が熱で変わります。
例えばエキストラバージンオリーブオイルは、酸度0.8%が国際基準ですが、この酸度というのは遊離脂肪酸の量のことです。遊離脂肪酸とは体内に取り入れた後、エネルギーとして消費しないと中性脂肪になる脂肪酸です。この遊離脂肪酸はオリーブオイルに熱が加わると増えてしまいます。
では、サラダなど熱を加えないお料理でオリーブオイルをいただくのと、オリーブオイルを飲むのと何が違うかと言いますと、効果と効能が違ってきます。
例えば便秘の改善。オリーブオイルを飲むことで主成分のオレイン酸が腸を活性化させます。またオレイン酸は腸で吸収されにくいので便を軟らかくしたり潤滑油の役目もします。
またオリーブオイルダイエットも、オリーブオイルを飲むのと得られる効果効能です。オリーブオイルを飲むことには、カロリーのことを気にされている方が多いのですが、オリーブオイルは鮮度が良ければ遊離脂肪酸の量も少なく、オレイン酸は体に吸収されにくいのでカロリーの数字よりもずっと体につきにくいです。
豪快な食べっぷりのイタリア人も肥満率はアメリカ人の三分の一
イタリア人の肥満率は10%でアメリカ人の肥満率34%よりも遙かに低いです。
アメリカ人よりも食べないのでは?とお思いかも知れませんが、食べます(笑)
1食をちゃんと食べると、
1.前菜、2.パスタ(1人前100g)、3.肉か魚の料理(同時に付け合わせ)4.デザート、そして5.食後酒やエスプレッソ。
または、ピザの標準的な1人前の大きさは、直径30cm以上はあります。ピッツェリアで食事をする際には、サラダなどの前菜とデザートもいただきます。これらの量は、イタリア人の女性もいただいています。
健康に良いオリーブオイル 飲むのに適したものは
オリーブオイルを飲むと健康に良い効果や効能があるのを分かっていても油を飲むのはちょっと。と思われる方も多いのですが、もともとオリーブオイルはオリーブの実の生搾りジュースです。
言葉や文章だけでは、なかなかお伝えしにくいのですが、オリーブオイルで鮮度が良いものは飲んでも美味しいです。
オリーブオイルの鮮度は、酸素よりも熱や光で劣化します。オリーブオイルの主成分のオレイン酸は酸素に強いです。
私のところには仕事柄、開封したサンプルのオリーブオイルがたくさんあるのですが、開封してから半年経ったのも飲んでいます。栓さえしておけば酸素による酸化はしません。もし酸化臭がしたら、ほとんどの場合は蓋周辺についているオリーブオイルです。拭き取れば酸化臭は消えるはずです。
飲むのに適したオリーブオイルの味ですが、私は飲みやすいのでマイルドでフルーティーな味のオリーブオイルをおすすめします。これらは魚介類料理にあうといわれているオリーブオイルです。
まとめ オリーブオイルを飲むから得られる健康に良いこと
オリーブオイルを食事から摂るのとオリーブオイルを飲むのとの1番の違いは、効果と効能です。
便秘の改善などは、オリーブオイルを直接飲まないと得られない効果効能です。
オリーブオイルは鮮度さえ良ければ、オリーブの実の生搾りジュースです。多少の苦み辛みはありますが、とても美味しい味がします。もし、オリーブオイルを飲んだ経験がお有りになって、美味しくなかったら、まだ本物のエキストラバージンオリーブオイルに出会えてないのかも知れないです。