オリーブオイルのおすすめできる味とは
エキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイル)を買ってみたら思っていた味と違った。
それもそれなりに高価なオリーブオイルだったのに、、、こんな経験はお有りですか?
おすすめしたいオリーブオイルの味と、おすすめしたい「味を予想しながらオリーブオイルを選ぶ方法」をご案内します。
おすすめしたいオリーブオイルの味は、使いやすく食べやすい味
オリーブオイルの味は非常にたくさんのタイプがあります。
苦かったり辛かったり色々ですが、強い味のオリーブオイルが苦手でしたら、おすすめしたい味は、完熟してから搾るタイプのオリーブオイルです。味はフルーティーでまろやか。
このような味のオリーブオイルでおすすめなのは、イタリア産の沿岸地域産のオリーブオイルです。
オリーブオイルの味は、地域の食文化と関係があります。
大昔から魚介類を食べている産地には、魚介類によくあうマイルドな味にしたオリーブオイルが。
山の中でお肉中心の食文化でしたら、お肉にあうような強い味のオリーブオイルです。
味の調整は、収穫時期を変えたり、複数の品種でオリーブオイルを作ったり、長年かけて地域の人が工夫してきました。
オリーブオイルの産地でイタリアをおすすめする理由は、イタリアの場合、カルパッチョという形で生魚も食するからです。
生魚をオリーブオイルの味でいただくので、あまり味の強いオリーブオイルを沿岸地域の人々は好みません。
それに油っぽいお料理にしたくないので、オリーブオイルの鮮度管理にもこだわっています。
ですから、このマイルドでフルーティーな味で、イタリア産のオリーブオイルをおすすめしたいのです。
生の魚介類なら日本人の方が料理上手なはず。とお思いの方におすすめしたい店
おすすめしたのに言い訳がましいのですが、イタリアの全ての沿岸地域が日本人と同じ鮮度の魚介類を食べているわけではありません。中には日本だとアウトと思われるような臭いのするお魚を食べるところもあります。
ただし、そのような地域のオリーブオイルは、やはり沿岸と言えども少々強めの味だったりします。
おすすめしたいイタリアの沿岸地域は、ジェノベーゼペーストで有名なジェノバのあるリグーリア州。それとあまり日本人に馴染みの無いアドリア海側のアブルッツォ州、そこから南は比較的新鮮な魚介類を生でいただけると思います。
アブルッツォ州に1軒よく行く店があります。そこの名物は魚介類料理なのですが、青魚の酢締めは日本の寿司店で出てくるような美味しさで驚きました。あとこの店の名物は、魚介類のエキストラバージンオリーブオイル揚げ。絶品です。
おすすめしたいオリーブオイルの味、鮮度も味のうちです。
おすすめしたいマイルド味でフルーティーなオリーブオイル。
ひとつだけ注意したいことがあります。それは鮮度
オリーブオイルの辛み苦みはポリフェノール由来です。
マイルドと言うことは、それだけ抗酸化物質のポリフェノールが少ないということになります。
デリケートですので、オリーブオイルが苦手にしている光や熱から守った輸入方法を取らないと、味が変わってしまいます。
マイルドでフルーティーなオリーブオイルをお買い求めの際には、Web通販含めて専門的な知識を持っているお店でお求めになるのをおすすめいたします。
オリーブオイルが劣化する条件と内容をご案内した過去の記事です。ご参考になれば幸いです。
オリーブオイルが熱によって劣化する 遊離脂肪酸編
オリーブオイルが熱によって劣化する内容をご説明します。ピロフェオフィチンa編
光がオリーブオイルを酸化、劣化させる理由
まとめ おすすめのオリーブオイルの味について
おすすめしたいのは、魚介類にあう完熟タイプでマイルドな味のオリーブオイルです。
辛すぎたり苦すぎたりしませんし、味はフルーティーで色々なお料理に使い回しができます。
ただし、このマイルドなオリーブオイルは、ポリフェノールも比較的少ないのでデリケートです。
ちゃんと温度などから管理されているかが、おいしさのポイントです。
鮮度の良いものは、飲めるくらいです。
エキストラバージンオリーブオイルは、オリーブの実の生搾りジュースです。
ほんとうは、飲めるもの。と思います。