本当に美味しいオリーブ農園でいただくオリーブオイルについて

オリーブ農園

オリーブ農園で味わう新鮮で美味しいオリーブオイルの選び方

辛かったり苦かったりエキストラバージンオリーブオイル(以下オリーブオイル)は色々な味があります。

味のレパートリーが広いオリーブオイルですが、格別に美味しいのはオリーブ農園で飲む新鮮なオリーブオイルです。
その味はどのようなものか、どうすれば手に入るか、選び方含めてご案内します。

美味しいオリーブオイル選びは、新鮮さを見抜くのがポイント

オリーブ農園で味わうオリーブオイルは、本当に美味しいです。
オリーブオイルが苦かったり辛かったりしても、オリーブ農園でいただく新鮮なオリーブオイルなら辛味苦味が目立ちすぎず味の個性として感じられます。

新鮮なオリーブオイルの美味しさの違いは、味の軽さにあります。
例えば、飲んでみると軽い。オイルと言う名前がふさわしくないほどサラッとしています。

さらに、パスタなど温かい料理にかけると、力強い芳香な香りも立つ。イタリア料理における魔法の調味料と言われる理由です。一方、オリーブオイルの苦みや辛味が、変な味に感じるのは、鮮度つまり新鮮さが落ちていることが原因の場合があります。オリーブオイルでも鮮度が落ちると油っぽくなる成分も増えますので、味も重く感じます。

例えば、オリーブオイルに熱が加わると遊離脂肪酸という物質が増えます。この遊離脂肪酸は、それ自体が健康に悪い成分では無いのですが、オリーブオイルの油っぽい味の原因です。それに遊離脂肪酸は消費されないと中性脂肪として体内に蓄積されてしまいます。熱によってオリーブオイルの遊離脂肪酸が増えてしまうことにご興味がお有りでしたら、こちらをご覧ください。・オリーブオイルが熱によって劣化する内容をご説明します。遊離脂肪酸編

オリーブオイルは、このように新鮮さによって味や体に良い成分が変化してしまいます。そのため新鮮さを見抜くのが大事なのですが、簡単に鮮度を確認できるのが賞味期限です。オリーブオイルは賞味期限1年以上残っているものがおすすめです。その次が、オリーブオイルのお店での扱われ方。例えば光にあたると酸化してしまうオリーブオイルなのに透明なボトルに入れられて光に当たるところにディスプレイされていたりしたら、そのお店はオリーブオイルに詳しくないということを表しています。

鮮度の良い良質なエキストラバージンオリーブオイルはサラサラ

新鮮なオリーブオイルは、美味しいから何杯でも

オリーブオイルの記事を書くようになって、オリーブオイルのどのようなことが話題になっているのか調べたことがあります。そのなかで驚いたのが、オリーブオイルを健康やダイエットのために飲みたいけど、あるいは飲んだけど、辛かったや気分が悪くなった。どのようなオリーブオイルの飲み方なら美味しく飲めるのか。という書き込みが多かったことです。私の知る限り、イタリアで試飲したオリーブオイルの味は、辛さや苦さは経験するのですが、気持ち悪くなったりというのはありません。先日ご紹介したエピソード。オリーブオイル生産者の元で20杯近くオリーブオイルの試飲をしたときのことですが、あのあとも全然胃もたれなど起こしていません。それくらい本物のオリーブオイルは胃腸に優しく美味しいです。お歳を召された方や胃腸が弱くなっている方に、健康に良い食物油としてお摂りいただきたいのが新鮮なオリーブオイルです。

オリーブオイルの味見

美味しい新鮮なオリーブオイルを手に入れる場所と選び方

新鮮なオリーブオイルは美味しいとご案内しました。

オリーブオイルは作り方から考えると、オリーブの実の生搾りジュースとも言える生鮮食品です。野菜など鮮度と美味しさが比例する食材と同じように、オリーブオイルも新鮮なら格別な味がします。

新鮮なオリーブオイルの口当たりは信じられないくらい軽くて、ひとくち含むと辛味苦味が多少あったとしても、喉の奥にスッと流れて行って変な後味や雑味がありません。赤ちゃんの補助食できるほど体に優しくて美味しい、2,000年以上前から愛されている本物のエキストラバージンオリーブオイルとは、そのようなものです。このようなオリーブオイルを手に入れるのは難しいように思われるかも知れませんが可能です。その探し方は、鮮度の良いオリーブオイルを取り扱っているお店や会社選びになります。

高級品のオリーブオイルなら安心というわけではありません。日本国内産のオリーブオイルなら大丈夫。というわけでもありません。大事なのは、オリーブオイルの事をよく知っていて大事にお客様へお届けするのを大切にしているお店や人との出会いだと思います。

ブルーナの有機栽培オリーブオイル

実は、オリーブオイルの物流現場では、オリーブオイルを生鮮食品のように扱う意識が無い、あるいは必要性を知らない会社が輸入や販売をしていることがあります。

”オリーブオイルに熱は大敵、コンロの近くなどに置いては駄目というのは、常識では?”と思われるかも知れませんが、オリーブオイルの流通では輸入から国内輸送まで温度管理している会社は稀です。オリーブオイルを輸入している会社の中には、雑貨や機械などを輸入するついでにオリーブオイルを輸入こともあります。そのような会社は、オリーブオイルに対する知識が全く無い場合もあります。

それに、オリーブオイルの作り手からお客様が召し上がるまでには、複数の運送会社や問屋など、たくさんの人の手を渡っていきます。その過程全てで美味しい状態でお届けしようと管理するのは中々大変です。それでも、売り手側の立場にいれば、温度や運び方などを買われる方からは見えないものを見ることができます。

こだわりのあるオリーブオイル輸入者やお店は、それら美味しくないであろうと思われるオリーブオイルを避ける事ができます。その意味を含めて、農園で味わうような美味しいオリーブオイルと出会う一番確実な方法はお店や関わる会社を見つけることだと思います。

探す方法は、インターネット検索で「オリーブオイル 新鮮」や「オリーブオイル 空輸」「オリーブオイル 鮮度」など、オリーブオイルの鮮度や新鮮さを大事にしているお店や会社を探すのが良いと思います。

そうして探して見つけたオリーブオイルのお店や輸入者は、小さな会社だったりWeb通販会社だったりして、なんとなく頼りなく映るかも知れませんが、オリーブオイルを丁寧に届ける仕事のやり方は、大きな会社では難しいので、小さな会社

まとめ 新鮮で美味しいオリーブ農園の味のようなオリーブオイルの選び方

オリーブオイルは生鮮食品のように新鮮なものは格別に美味しいです。1番良い例がオリーブ農園で飲むオリーブオイルです。そこでいただくオリーブオイルは多少の辛味苦味があったとしても、オリーブオイルの味が信じられないくらい軽くてサラッとしています。何杯飲んでも決して胃もたれなどはいたしません。日本にいながらそのようなオリーブオイルを手に入れるコツは、新鮮なオリーブオイルをお客様に届けることを大事にしているお店や輸入者を探すことです。少し手間ですが、インターネットで「オリーブオイル 新鮮」や「オリーブオイル 空輸」「オリーブオイル 鮮度」など、オリーブオイルの鮮度や新鮮さを大事にしてそうなキーワードで探してみてください。オリーブオイルを大事に扱っている輸入者やお店のブログが出てくると思います。そういうお店などとの出会いが最高に美味しいオリーブオイルを手に入れるコツだと思います。

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。