2日目 情報収集にミラノへ「生産者訪問記2009年秋」その2

みなさま、あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。

買い付けのご報告。

気がつけば、前回から20日も経ってしまいました。すみません。

先を急ぎます。

panino2.jpg

ミラノのパニーノ。ディスプレイ含め、イタリアで一番好きです。

 

さて、ユーロスター。

私たちが乗った2等車の車内は、4人の対座式になっています。

今回、私たち一行は、日本人3名。当然日本語で会話をしておりました。

残り一席は、イタリア人の男性。

最初のうちは、1人で雑誌を読んでいましたが、何かストレスを感じている様子。

会話に入ってきたいのだろうなぁと思っていたら、やはり英語で話しかけてきました。

あの国の人は、本当に話し好きで、

赤の他人同士でも、ちょっとしたきっかけで話し出し会話に花を咲かせます。

例えば、バスの中で渋滞に巻き込まれたりしたら、その原因についてなど

色々なところで会話が始まったりします。

 

さてこのイタリア人の男性。どうやらアパレル関係の仕事をしている人で

ローマ人との事でした。

私たちが持っているガイドブックを指さして

「どこから来たの?」

「なにそれ、日本語?」

「ローマのページある?」

「どれ、どんな店が出ているか見せて」

「俺ローマ人だから詳しいよ」

「あ、この店美味くないよ」

「ここは、まぁまぁかな」

「ここ俺の友達の店だよ」

 

とこんな具合で、更に

 

「ミラノ行くの?」

「ミラノのこの店は面白いよ」

「え、ミラノのH&Mに行きたい?」

「えーとどこだっけかなぁ」

 

すると検札していた車掌が割り込んできて

 

「俺ミラノ人だから詳しいよ、どれどれ」

とこんな感じですから、2時間はあっという間です(笑)

 

 

でもこういう情報がとても貴重だったりします。

私たちが輸入している品でも、こんな会話中で知ったものが多くあります。

 

 さて、ミラノ。

中央駅の地下が大幅に変わった以外は、いつもの風景。

行ったところは、大聖堂前にある百貨店のリナッシェンテとPECK。

新商品の情報は、残念ながらゼロでした。

正確に言うと、面白い品があったのですが、既に日本の会社と取引があるものばかり、

「イタリア各地から色々なものが集まる」と思っていたのですが、

「世界中から人や物が集まる」の間違いでした(笑)

ここにある情報は、日本の多くの会社が知っているというわけです。

 

昼食は、パニーノ。

変わらず美味しく、美しい品々でした。

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最後に、驚いたことがひとつ。

リナッシェンテ(高級百貨店です)の最上階に回転寿司がありました。

噂に聞いていた日本食ブームは本当のようでした。

 

さて、翌日は、いよいよコロンナさんのところへ、

車で600kmの大移動です

 

il Bianco 加藤

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。