北イタリアリグーリア州の山中で偶然見つけた日本にも昔からあるもの

昔は、これにミル状にしたオリーブを詰めて搾ったそうです。搾った後は、臭いがついてしまうので、洗うのが大変だったとか。実は、伝統的な醤油を搾る用具と製法に似ているとか、洗うのが大変だったという事も共通点。どこから発祥したのか不思議です。

昔は、これにミル状にしたオリーブを詰めて搾ったそうです。搾った後は、臭いがついてしまうので、洗うのが大変だったとか。実は、伝統的な醤油を搾る用具と製法に似ているとか、洗うのが大変だったという事も共通点。どこから発祥したのか不思議です。

200年前から何も変わっていないとご案内したブルーナ家の農園。
彼らの出身地、アウリーゴ村には、昔ながらのものが残っています。

まず、この水車
これは、200年前創業した時のものです。
これを動力源として、大きな石臼を回して収穫したオリーブをミル状にしました。

200年前の創業時から使用していた水車。確か30年くらい前まで使っていたと聞きました。

200年前の創業時から使用していた水車。確か30年くらい前まで使っていたと聞きました。

当時、水車は国王のもので、使用許可を得て使っていたとか
ブルーナ家には、当時の文献も残っていて以前見せてもらいました。

この水車をモチーフにしたのが、私が扱うオリーブオイル
200年の歴史 有機栽培 エクストラ・バージン・オリーブオイル BIOLOGICA

のラベルです。

このラベルに出ている水車が上の写真です。

このラベルに出ている水車が上の写真です。

この水車の上には、搾油施設があり、昔の設備が残っております。
その中で、前出の袋絞りの用具を見つけました。

石臼は、このように巨大で、これを水車の動力で温度が上がらないようにゆっくり回しました。

この石臼の大きさ。据え付けるの大変だったろうし、どうやってこの山中の搾油場まで運んだのか

この石臼の大きさ。据え付けるの大変だったろうし、どうやってこの山中の搾油場まで運んだのか

袋に詰めてから、この圧搾機で搾ったらしいです。

袋に詰めてから、この圧搾機で搾ったらしいです。

このように昔のものを大事にしています。
この設備は、さすがに現在は使用していません。
復刻させようかという企画があったのですが、昨年の不作で中止になっています。

まぁ、設備もそうですが、
彼ら、この辺の話をする時は、ものすごく楽しそうなのです(笑)
プライドというか、なんと言いますが、

良い職人さん達
そんな雰囲気たっぷりです。

株式会社 il Bianco 加藤昭広

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。