秋といえば”トリュフかも”

今日も”美味しいオリーブオイル”以外の話を
そうそう、昨日マリナコロンナ社のコロンナさんから
「今年は作柄良いわよ、最近どう?」というメールがありました。
きっと、どこからか私がイタリアに行くことを聞いたのでしょう。

私のお付き合いしている生産者の人達は、
なんとなくお互いをしっていて、なんとなく繋がっているらしいのです。

言葉悪いかもしれませんが、
みんな”変わり者”ですので(笑)

でも、モリーゼは、リグーリアから800km以上離れているので、今回は無理です。
すみません!

輸入もできるのですが、高価な生のキノコですので、販売先が決まっていないとなかなか手が出せません。それに輸送中に1割くらい軽くなって(量が減って)しまうこともあります。

輸入もできるのですが、高価な生のキノコですので、販売先が決まっていないとなかなか手が出せません。それに輸送中に1割くらい軽くなって(量が減って)しまうこともあります。


さて、トリュフです。
私の働いていたレストランに時々トリュフ売りがやってきました。
仕込み時間のあいだに、厨房に入ってきて
「オーナーいる?」
オーナーに繋ぐと、ポケットから泥まみれの黒い塊を出して交渉が始まります。
オーナーとの直接現金取引です。

そうして手に入れたトリュフは、泥のひどいところだけごく少量の流水で流して
あとは、湿らせたペーパータオルで丁寧に拭き取ります。

スライサーでスライスして、出た細かいカスは、バターに混ぜて使います。
リゾットの仕上げに使うと最高でした。

イタリア人の中には、トリュフ中毒がいると聞きました。
まぁ、それでも私が豚骨ラーメンを無性に食べたくなるレベルでしょうけど。
それくらい熱中するということです。

トリュフ屋さんから買う価格ですが、リラの頃だったのでよく覚えていませんが
確か市中の価格よりかなり安かった記憶があります。

でも、あのトリュフのお兄さん、きっと無申告所得です。
領収書出していませんでしたから(笑)

株式会社 il Bianco 加藤

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。