オリーブオイルの使い方

「健康のためにオリーブオイルを食べたいけど、パンにつけるくらいしか思いつかない」
店頭販売時に、お客様からよく聴くお話しです。
そのような方に参考にしていただけますと幸いです。

イタリア料理においてオリーブオイルとは、和食でいう出汁や味噌のような役割をしていると私は思います。
そして、ちょっとした隠し味や、ちょっとランクの低い食材を美味しくしたりする裏技に使用したりします。

私がよく行くミラノのパニーノ屋です。写真は、だいぶ前のものですが、今でも全く変わりません。同じことを同じクオリティーでやりつづけることに敬服します。ちなみに、ここは切りたてのハム類を使用しているので、「オリーブオイルをひと回し」のような裏技をしていませんよ(笑)

私がよく行くミラノのパニーノ屋です。写真は、だいぶ前のものですが、今でも全く変わりません。同じことを同じクオリティーでやりつづけることに敬服します。ちなみに、ここは切りたてのハム類を使用しているので、「オリーブオイルをひと回し」のような裏技をしていませんよ(笑)

例えば、生ハム
パルマ産の場合、認証される一番小さいサイズの7KGものや、切り置きしたものは、
ちょっと硬かったり、しっとりもっちりさが無く、乾燥している場合があります。
切り置きの(パック入り)の生ハムは日本でも、よく見かけますよね。

それに、美味しいオリーブオイルをひと回し
すると、とても美味しくなります。

私もパニーノ(日本では、イタリアのサンドイッチのことをパニーニと言いますが、これはイタリア語の複数形。2つ以上のパニーノのことです)を生ハムで作る時に、「ちょっとジューシーさが欲しいな」と思ったら、エクストラバージンオリーブオイルを軽くかけていました。

これで、全然別物になります。
時々、トリュフ風味のエクストラバージンオリーブオイルを使用したりすると、なんとも癒やされる味わいに(笑)

肉や魚そのものや、加工食品で「もう少しジューシーにしたいな」ということがありましたら、美味しいオリーブオイルをひと回ししてみてください。

別物になります(笑)

株式会社 il Bianco 加藤昭広

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。