日本は、秋が深まりつつありますが、
イタリアからも生産者の方から、収穫の便りが届き始めました。
写真は、以前収穫時に訪問したフラントイオビアンコの様子
この地方の特産タジャスカ種を栽培しています。
タジャスカ種は、熟すスピードが、ゆっくりで
実ごと、場所ごとバラバラに熟していきます。
予め、どのあたりの場所が収穫できそうか目星を付けて置いて
木をたたいたりして収穫します。
実の色がバラバラなのは、タジャスカ種の特徴。
熟しすぎると油っぽくなったり、カビて臭いがするので
しっかり木の状態を把握しておくのは、とても大事です。
フラントイオビアンコは、いつも社長と、そのお父さんが自ら山に登り、
何千本もある木の状態を、一本一本把握しているくらい
大事に管理してあるので安心できます。
収穫したら、自社の工房ですぐに絞ります。
仕事ぶりは、実に丁寧。
大量生産とは、無縁の手作業で絞ります。
緑色の濁ったものが、絞りたてのオリーブオイル。
濁りの成分は、非常に傷みやすいので、デキャンティングして
丁寧にフィルターをかけて出荷します。
私の手元へ届くのは、恐らく11月下旬から12月。
楽しみです。
il Bianco 加藤