最近読んでいる本に、こんなくだりがありました。
「産まれた赤ちゃんがアトピーで、お母さんも厳しい食事制限された」
その体験から、この本を書かれた方は、無添加食材の飲食店を始められて
今では、数十店展開されている有名なお店になっています。
そういう私もアレルギー持ちです。
2回目のイタリア修行の際には、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)というややこしい病気にかかり
歩くこともままならず、ピザの修行をあきらめました。
アレルギーに関しては、日々色々な説が出てきているようです。
例えば、私のかかった掌蹠膿疱症は、発症時の2006年は難治性の皮膚病とされていました。
今では、すっかり良くなって日常生活に支障は無いのですが、アレルギー治療を行いました。
私は医師ではありませんので、アレルギーの詳しいことは置いておいておくとして、
私が、日本語の食品ラベルに添加物を、その内容量まで詳しく書いているのは、その体験からです。
それに、伝統的な方法で美味しいものを作っている、イタリアの作り手達は、結果としてほとんど添加剤を使用しておりません。
天然由来で無い添加剤は、ピスタチオのクリームに使用している「ソルビン酸カリウム」くらいです。
※この添加剤は、かまぼこなどにも使用されているもので、この品のレシピに入っていないと逆に食品として良くないと食品検査機関の人に言われました。
また、私の取引している作り手の人達は、「体に良くて美味しいものをお届けしたいという情熱を持っています。」オリーブオイルや、瓶詰め食品を徹底的に管理して、工房や農園と同じ味でお届けしようとしているのも、彼らと想いを同じにしているからです。
それに、味に大差は無いかも知れませんが、温度管理や遮光をしないと、オリーブオイルに体に良くないものが出てくるのを知っているからです。
と、とりとめの無い内容になってしまいましたが、本を読んでしんみりしてしまいました。
私も「体に良くて美味しいオリーブオイルやイタリア食材」を、これからもお届けします。
さて、今日から12月、みなさまご多忙のことと思いますが、くれぐれもご自愛ください。
株式会社 il Bianco 加藤昭広