私が、お客様にお約束しているのは、イタリア現地と同じ味でお届けすること
オリーブオイルは、管理さえしっかりしていれば、油っぽくならないからです。
確かに、日本には、既にたくさん美味しいオリーブオイルがあります。
でも、現地の工房や農園で味見したのとは、微妙に違うはず。
違ったという経験を何度もしています。
それに、温度が上がると遊離脂肪酸が増えたりして、本来の「オリーブの実のジュース」とは、違うものになってしまいます。
温度が上がってしまう理由のほとんどは、物流過程での温度管理。
温度がオリーブオイルの劣化を招くという裏付けとしては、オーストラリアの公的な機関が出したレポートがあります。
日本への船便は、中東やインド洋など、とても暑い場所を通ってきます。空調が付いていないとコンテナ内は50℃くらいまで温度が上がる場合があります。
それに関しては、このレポートもあります。
東京都福祉保健局 健康安全研究センターから出されたレポート「輸入食品の運送状況等実態調査報告」このPDFの6ページ目には「ドライコンテナをお使いの輸入者の皆様へ」というページもあり、注意を促しています。
空調が付いていないコンテナで運んでも、船の底の方に置いてあれば大丈夫です。
恐らく食品のコンテナだから置き場所の指定はすると思いますが、万が一のことがあります。それに、今イタリアから日本へ船の直行便はありません。香港かシンガポールで1週間程度、港に山積みされて乗り換えの船を待つことになります。高温にさらされるリスクは非常に高いと思うのです。
1本ずつ味見してから出荷するわけにもいきませんので、空輸とか15℃で設定したリーファーコンテナを使用しています。
日本でも、エクストラバージンオリーブオイルは、ある程度の温度管理をして物流に載せていただけるような文化ができたら嬉しいです。それには、時間がかかると思いますが、続けていきます。
思いっきり、手間ひまかけて運んだ品です。
ぜひ、一度ご覧になってみてください。
11月8日(日)まで、8周年記念セールもやっております!
株式会社 il Bianco 加藤昭広