9月30日(水)オーガニックの強者達との出会い。

オリーブオイルに関しては、オーガニック生産に賛否があるのは、以前ご案内しました。

オリーブオイルのオーガニック生産に否定的な生産者の話
オリーブオイルのオーガニック生産に肯定的な生産者の話

さて、この日は全てを、ほんとに全てをオーガニック生産にこだわっている生産者と会いました。
彼らが産するのは、ワイン、オリーブオイル、はちみつ、穀類、ハムサラミ類などなど多岐にわたります。
話を聞いていると、ものすごーいこだわりです。
リグーリアのブルーナ家と話が合いそう。

オリーブオイルに関しては、元々ものすごく産出量が少ない上に、昨年の異常気象の被害をまともに受けて搾ることができなかったので昨年のは味見できず。「味見用では無いよ」と言われつつ、一昨年のを味見しました。香りはさすがに古いオリーブオイルの香りでしたが、中身のオイルは、しっかりした味が残っていました。元々の実がしっかりしている証拠です。今年のものを待ってから、再度味見する予定です。11月頃でしょうか。

このブドウは、このあとすぐに収穫されました。周りの畑に比べ、オーガニックのせいか緑が多く残っていました。

このブドウは、このあとすぐに収穫されました。周りの畑に比べ、オーガニックのせいか緑が多く残っていました。

さて、驚いたのが、ワイン
私はワインの専門家ではありませんが、
飲む方は、それなりに。

オリーブオイルと同じようにワインもオーガニックで美味しいものを見つけるのは難しいのですが、彼らのは、これまたものすごく美味しい。数種類出してくれたのですが、全部です。全部美味しい!ビックリしました。オーガニック生産のワインに時折見られる、独特な臭いも全くありません。それに値段も、それほど高くない。これ、欲しい人日本にたくさんいそうです。でもワインは、販路が無いのでまだ手が出せないかな。。。

話をした人いわく「農園と醸造所で、しっかりした仕事すれば美味しくできる」「大変だけどね」とのこと。
「もっとあなた方の歴史や考えを知りたいからメールでやり取りしましょう」と言ったら
「もの凄く長文になるよ」とのこと。どうしよう(笑)

枝からブドウを少し。有機栽培だから、そのまま食べられます。

枝からブドウを少し。有機栽培だから、そのまま食べられます。

ちょうど収穫のタイミングだったので、畑に行ってみました。働いている人はみな若い。聞けば全員1980年代以降の生まれらしく。その頃自分は大学生だったです。こういう時に”おやじになったなぁ”と感じます(笑)

完熟のブドウを枝から切り取って、そのまま試食。
オーガニック生産だから、そのまま食べられます。
「甘いし深い味」
専門家では無いので、表現語彙が乏しいです(笑)

何はともあれ、今年の彼らのオリーブオイルを楽しみに待つこととします。

株式会社 il Bianco 加藤

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ヒナタノ店主・加藤 昭広

おいしいもので喜んでいただくことが大好きです。おいしいものを探してイタリアへ移住。気がついたら仕事になっていました。
自他ともに認めるオリーブオイル ヲタクです。
このブログでは、おいしい話しやイタリアの職人さんたちから聞いた小ネタを紹介しています。