今回、急遽イタリア行きを決めたのには理由があります。
以前記させていただきました通り、私はイタリアからの輸入とWeb通販会社として2007年に創業しましたが、現実的には卸売業が中心になっております。Web販売での会員数は500人にも満たない小さな会社です。
もっともっとお客様の近くでイタリアの食文化や楽しさ、そして”スローフード”とでも言いましょうか、本物のイタリアの食をお届けするにはどうしたら良いかと、友人達に相談したところたくさんのアイデアを出してくれました。今回、この友人達が別の仕事で南仏を回ることになったので、急遽イタリア行きを決めた次第です。私の考えで仕事と友人関係は分けていたのですが、彼らは傍らでもどかしく思っていたかも知れません。なにしろアイデアの出る量とスピードが速いです(笑)
さて、彼らの次の目的地アルザス地方への行きやすさと美味いイタリアンのありそうなところを考えて、ミラノの北コモ(como)まで行き、一泊と夕食を共にしました。翌朝分かれてコモからミラノ経由でフィレンツェに戻りました。
フィレンツェに戻ってから、予約していたけど水道工事の関係でキャンセルになってしまった宿から紹介された宿に行ったところ、受付にいたのは修道女の見習いと大きなローマ法王の写真とたくさんのマリア像。はい、教会関係の方が泊まる宿のようです。(笑)後日お話しますが、私には完全な場違い感で固まってしまいました(笑)
簡単な買い物を済ませ、夕食場所を探していたところ以前は時々行っていたレストランのメニューに目がとまりました。「フレッシュポルチーニのサラダ」この店は、ビステッカ(フィレンツェ風ステーキ)が美味しかったのですが、最低1kgの大きさではなければならないのを、観光客向けか500g程度の大きさに小さくしたので足が遠のいていました。しかし、このメニューを見たのに止めるわけにもいかず、頼んだのが写真の一皿です。ポルチーニは、少々小ぶりですが、その上にグラナパダーノのスライスが乗っています。この前菜には味が濃いパルミジャーノよりグラノパダーノの方が合うと思います。パルミジャーノとグラノパダーノ、この川1本挟んだだけで名前が違うチーズのお話しもとても長くなってしまうので後日ご紹介します。
さて、フィレンツェは、まもなく夜明けです。
今日は、トスカーナの生産者何軒か訪問する予定です。
そろそろジャンルカが迎えに来るので、今日はここまで。
彼、時間が無茶苦茶正確なのです(笑)
株式会社 il Bianco 加藤