ブログをご覧いただき
ありがとうございます。
ヒナタノという
お店を営んでおります。
加藤と申します。
私の仕事は
イタリアから良い食材を
探してお届けしております。
私もオリーブオイルの
コスパをよく考えます。
全てのお料理に
最高級の
エキストラバージン
オリーブオイルを使えば
美味しいでしょうし
健康にも良いのですが
そういう訳には
いきませんからね。
それに、
お値段と売れ行きは
とても密接な
関係があります。
オリーブオイルの
価格のことを
いつも考えています。
私なりに
コスパを考えた
オリーブオイルの
おすすめの選び方を
ご紹介いたします。
オリーブオイルは
値段と味のバランスが
とっても大事ですよね。
ほかの食物油に
比べて高価ですから
慎重に選びたいです。
でも、
オリーブオイルの
価格からコスパを
考えて選ぶより
用途ごとに
複数の価格帯の
オリーブオイルを
使用した方が
結果的に
コスパがいいと
思います。
何本も買ったら
使い切れない。
使い切る前に
酸化しちゃうから
もったいない
そう思われるかも
知れませんが
オリーブオイルは
実は酸素にとっても
強いのです。
私は仕事柄
味見のために開封して
置きっぱなし
半年後に気がついた
こんなことが
良くあります。
それでも、ちゃんとした
エキストラバージン
オリーブオイルは
大きなダメージ無く
風味もあまり変わりません。
あえて言うなら
辛味苦味の基になる
ポリフェノールは
時間経過で減るので
味が丸くなるくらいです。
このポリフェノールが
減るまで待つというのは
辛すぎたり、苦すぎる
エキストラバージン
オリーブオイルを
美味しくいただく
方法でもあります。
さて、
用途ごと、目的ごとに
オリーブオイルを選ぶのを
おすすめする理由は
結局コスパが
よくなるからと
ご案内しました。
例えば、健康のために
エキストラバージン
オリーブオイルを
摂られるなら
やっぱり
1リットルあたり
少なくとも
3500円以上の品を
お選びいただきたいです。
なぜかと言いますと
イタリア産の場合
販売価格が
この金額以下の場合
仕入値を考えると
オリーブオイルの
生産者が生活できない
はずなのです。
スペインやギリシャ
あたりでも
同じような価格水準だと
思います。
EUという
共同体に加盟してから
スペインやギリシャも
いろいろな物価が
上がって
イタリア並みに
なっているからです。
もし、この価格を
下回ろうとしたら
トルコなどEU以外の
オリーブオイルを
使用するか
オリーブオイルを
運ぶコストを削減
しなければなりません。
例えば、コンテナ船で
大量に運ぶと
運賃安いです。
エアコン無しの
コンテナなら
イタリアから日本まで
コンテナ1本25トンを
20万円くらいで運べます。
船への積み降ろす
費用などが別途
かかりますが
それでも30万円くらいです。
オリーブオイル1本あたり
10円前後の運賃です。
同じ量を
私が使用している
空輸で行うと
600万円ほどかかります。
でも、エキストラバージン
オリーブオイルは
熱に弱いと
言われていますよね。
エアコン無しの
コンテナの中は
50℃以上まで
温度が上がるのは
珍しくありませんから
イタリアやスペインなど
EU域内産の
エキストラバージン
オリーブオイルで
先ほどの価格を
下回るものは
おすすめできません。
ですから、
サラダに使ったり
飲んだりする
エキストラバージン
オリーブオイルは
お値段高めのもの
加熱などに使用する
オリーブオイルは
先ほどの価格を
下回ったものを
使われても良いのでは
無いかと思います。
既に熱が
上がっちゃって
いるかも知れない
ですからね。
コスパを考えすぎて
中間くらいの価格帯の
オリーブオイルを選ぶと
見た目は、ちゃんとした
エキストラバージン
オリーブオイルのように
見えても
運んでくる途中で
品質が悪くなって
飲んだりするのに
適さない
オリーブオイルに
なっているかも知れないです。
ここから下は
オリーブオイルの
ことについて、
調べたり書いたりした
記事をご紹介しています。
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立てれば嬉しいです。
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